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2014.07.07 Monday

それに気づいてしまいました


 自分の国が信じられない…という気持ち
3.11…福島の原発事故ではじめて知りました。

「絶対嘘をついている…もしくは無知」
刻々と流れる政府からの情報に対して
どうしても懐疑心が払拭できなかったあの日。

だけど…まだあの頃は国民の大多数は
この国を、この国の政治を…信じていたと思います。

私も自分の直感的な想いとは裏腹に

…私の懐疑心に応えて

「あり得ない」「ここは日本だよ」「日本の技術は世界一だよ」

そんな言葉を信じたい!…と思っていました。


それからすでに3年が過ぎ…政府の嘘は次々暴かれたかのように見えるけど
実際は、氷山の一角…まだ、かなりの部分が闇の中です。

メディアの取り上げ方にも、得体の知れない何かが働き
明らかに情報操作が行われていることも露呈しているし
まだその全容への入り口がぼんやり提示されているだけ。

何を信じたら良いのか、心は彷徨うばかりです。

一番はっきりわかっているのは
人類はこのエネルギーを管理も統制もできないということ。

けれど、かなり多くの国民が原発ゼロを望んでも
なぜ政府は、原発を推進して行く構えを打ち出してくるのでしょう。

たとえそれに利害が絡んでいるとしても、それを理由にはできないから
嘘の上塗りのような状態が、厚い雲のように垂れ込めています。

その雲の下に私たちはいます。
そして、どんな嵐がきても、政府は守ってくれません。
それに気づいてしまいました。


特定秘密保護法の強行採決は、去年の暮れのことでしたね…

そして再び今…集団的自衛権の容認

どうしようもない胸騒ぎを抱えている方が
今、日本中に沢山います。
私もずっとその想いから逃れられずにいます。

戦後の日本が自戒も込めて守り抜いて来た平和憲法が、
ごく少人数の政治家たちによって
覆されようとしています。

時代の変化や価値観の変化
それに対応することが必要だと唱えているけれど

どんなに時代が変わっても、たとえ、私たちの国に戦争が仕掛けられたとしても
私たちは戦争をしません。

この憲法9条だけは、
この日本の魂だけはなんとしても守りたいものでしたが…

あっけないほど簡単に短期間で閣議決定に持ち込まれてしまいました。

本当にこれでいいのでしょうか…。


私はとても悲しんでいます。憤りももちろん。

これからの私たちは、自分たちの意志とはまったく別の思惑で
人生の道筋を決められてしまうかもしれません。

なぜ安倍政権は国民の声をまったく無視しているのでしょう。

それよりも、今回の閣議決定を受けた安倍総理の発言…
総理がもしも、これを本気でおっしゃっているとしたら
国民と総理の間の認識の違いは半端ではありません。

●「いかなる事態にあっても国民の命と平和な暮らしは守り抜いていく」
●「日米同盟が強化され、抑止力が高まる」
●「戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」

もし本当にこの認識で、憲法9条の解釈に触れたのだとしたら
総理の理解力を疑います。

嘘か、無知か…もちろん裏はあるでしょう…あの日の懐疑心と同じものが
今また、どうしても払拭できずにいます。

日本の空に黒い厚い雲が垂れ込めています。
そしてどんなひどい嵐が来ても
政府は国民を守ってくれません。

私たちはそれに気づいてしまいました。

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