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2013.02.24 Sunday

ノグチアツシさん…セカンドアルバム HOMEMADE JAMを聴きながら

 DSC01871.JPG

 とっても清楚で、美しいアルバム〜〜♪
表紙は…木版画かな…しばらくながめていました。
この表紙…私ならどうするかな…これはデザイナーのサガ(笑)
もちろん私とは、違うところが更にいい。

HOMEMADE JAM…ノグチさんらしいタイトルだな…と勝手に思う(笑)
添加物はもちろん混ざっていない…甘さは控えめ
優しさのいっぱいに詰まった手作りのジャム…。
手間ひまかけて、とろ火でゆっくり煮詰めて行く…。

丁寧に時間をかけて作ったもの…でも食べ始めると止まらない味かも…。
封を切るまでに、ひとしきり…そんなことを考えた。

彼のアルバムは、実は全部聴いているの。

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 ノグチアツシさん…松江のサ研主催のライブがきっかけになって
私たちは出会った…。
元々彼が作った「水の都に雨が降る」という歌から
あのライブの構想が生まれたと言う方が正しいかも。

…素敵な声…ほっとさせてくれる…語り口も物腰も柔らか…

ご本人は、完璧な二枚目で、俳優さんみたい。
ライブのMCとか、その歌声も渋くてかっこ良くて、優しくて穏やか。
この人は、人を傷つけることとは無縁の世界にいるのかも…。
「風」というファーストアルバムを聴きながら…いつもそう思った。

けれどその彼が、サングラスをかけて
出雲弁になると、突然豹変もする(笑)

「安来のおじ」という、もうひとつの顔を持ち
発表しているアルバムは、とても同じ人とは思えなくて
話芸と言うか役者顔負けのパフォーマンスもあり
…流れている時間が違うと言うか…
そこにいるのは全くの別人と言ってもいいと思う。

その多才振りには、かなり翻弄されるけど
どうやら彼は、人を喜ばせたくて喜ばせたくて
しょうがないらしい(笑)

二の線と、三の線の間を
縦横無尽に行ったり来たりする年齢不詳のエンターティナー…

…それが私から見た、ノグチアツシさん…という人。

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 音楽のキャリアは、充分すぎるほど…。
それなのにセカンド??…解せない…。
…聞けば、彼は様々な仕事を経験した後…CM、映像ソフトやゲーム音楽制作を経て
2007年にファーストアルバムをリリース。

もうひとつの顔で、レギュラーのラジオ番組など…
とても忙しい日々を過ごされているけれど
内面に向かっていく仕事と、外に向かってアピールする仕事の両立は
いかばかりかと思う。

私は松江の打ち上げのとき、立ち話で…簡単な自己紹介のように
私の日常や、仕事の話などを早口でしゃべった。

気がつけばいつの間にか、ミュージシャンたちと仕事をする機会に
恵まれてきた。

けれど私は彼らとは、育った畑が違う…(笑)
たぶん視点も、違うと思う。
でもだからこそ、お互いに共存できる場所があると思うけど…
音楽と言うのは、別の言語かも…そう思うことも何度かあった。
私だけが外国人?…みたいな(笑)

ノグチさんは、そういう溝のようなもの…簡単に飛び越えてくる。
短い時間だったけど…もっともっとしゃべりたかったな…。

素になったノグチさんは、少年のようなあどけなさと好奇心を抑え切れないような
不思議な空気を放ってくる。

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HOME SWEET HOME~~この歌…特に好きだなあ。
どうやらこのタイトルと同じ店は、実際に存在するらしい。
とてもお洒落なノグチさんが通っている洋服屋さんのことを、歌にしているの。

出だしからの語りは、店主の言葉なのに…
ノグチさんの声に乗って、聞き手がその店の常連客になる…。
…もてなされて、もてなしているパラドックス…。
アレンジも、素晴らしいなあ…。

私にも…そんな場所があるよ…CDを聴きながら
歌に向かって、独り言を投げたりしている。

万年筆にも、私は強い憧れがあった。
ペン先は太いのがいいと思って…買ってから後悔したっけ…(苦笑)

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…そうそう、こんなふうに、このアルバムを聞きながら
どんどん自分自身の思い出が重なってくるの。

ノグチアツシさんのファーストアルバムの「風」
そしてセカンドアルバムの「HOMEMADE JAM」

ちょっと欲張り過ぎかな…と思うほど、曲によって
様々なノグチさんが顔を出してくる。

ノグチさんの本当の顔はどれなんだろう…
私はいつも、アルバムのなかで探しはじめてしまう(笑)
それもサガかも…(笑)

それが私の人生のなかの、最も大きなテーマなのかもしれない。
出会ったことのない人に、喜んでもらいたい…
その想いは、宛名のない手紙を書いているような時間…。

どんなに頑張っても、見えてくるものはほとんどなくて
どんなに目を凝らしても見えないものばかりが増えてくるとき
テーブルの上に、自分の手持ち札を全部広げて
更にもっとあるかもしれないと、自分を探しまわってしまう。
…そんな葛藤ばかりの日々…きっとノグチさんも知っている…と
また勝手に思っている(笑)

 アコーディオンかと思えば、ピアニカだったり
タイトルから感じたイメージと、曲調がまるで違っていたり
いい意味で裏切られながら、私はこの出来上がったばかりの
アルバムを繰り返し聴いている。

 でも何故かユーチューブにアップされていたはずの曲が
全部消えているの。
私も去年の暮れに、ちょっとした操作ミスですべてが一瞬で消えてしまった。

 これは当分、このアルバムでしか聴けないと言うことかも…。
是非皆様に聴いて頂きたい素敵なアルバムです。

そしてノグチさんには、是非3枚目をリクエストしたいな…。
あ、そっちの三の線じゃなくて…(汗)サードっていう意味です!(笑)

追伸〜〜実はどうしても声が聴きたい!というリクエストが沢山届きました。
…で、作っちゃいました〜〜〜♪
ご本人のご承諾もいただいております。
是非是非お聴きください〜〜♪


2013.02.18 Monday

チョコレートに食べられそうです(笑)

…これはすごい!
ヴァレンタインのチョコレートです〜〜〜♥
今日は、これ以上はノーコメントで写真だけに致します(笑)

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2013.02.15 Friday

見えるもの 感じるもの

 
夜道の猫00.jpg

 夜更けの散歩の途中…いつも、沢山の猫たちとすれ違います。
猛然とアピールする猫もいるけど…
たいていは素知らぬ顔で、素っ気なく我が道を歩いて行く風で
あっという間に、闇の中に消えてしまいます。

↑…これはもうだいぶ前に描いたアクリル画。
これが私が感じた、夜道ですれ違う猫の肖像(笑)

彼らが紳士なのか淑女なのかはわからないけど
すれ違い様に、気品のようなもの…いつも感じるの。

時が過ぎてみると…なんだか懐かしい。
そしてそのときの気持ち…ふっと思い出します。
その逆もまた…。

夕べも四つ辻でまたちょっと、貴婦人系の猫と出会って…(笑)
ふと、この絵を思い出したのです。

我が家の敷地にも
ココこそが、我が家だと…胸を張って住みついている猫たちがいて
彼らも実に堂々としていたりします(笑)

…やっぱり猫って面白いなぁ。


↓…確かこの絵も同時期に描きました。
鏡に向かう女性って、いつもとは違う表情を見せるもの。
そして、いつも見慣れている自分の顔って、実はみんなが見ている顔とは違う
左右逆転なんですよね。

鏡.jpg

 実は、今回の旅で、ちょっと気になったことがありました。

厳寒のパリで、ホームレスの女性が
大きな犬と一緒に路上に座っていたのです。

たぶん「バーニーズ・マウンテンドッグ」だと思います。

彼女が犬に向けるまなざしは、とてもやさしくて
犬も彼女を守るように、ぴったりと寄り添っていたの。

厚手の毛布をしっかりと巻いていたし、一緒なら
寒さはしのげるのかな…。
それにしても百年に1度という寒波…。

何かが出来る訳もなくて、
凝視するのは失礼だとわかっていながら…
私は素知らぬ顔ですれ違ってから…
また少し離れた場所から振り向いて
ちょっとながめてしまいました。
彼女は小さく微笑んで、犬に何かを語りかけているように
見えました。

……そのときふと…

その女性の顔に見覚えがあると思ったのです。
もちろん私が知っているはずはないのだけれど…。

そういうことって、とっても気になります。

ずうっと、帰国してからも心の縁に引っかかっていて…

…そして今日、ふいに「あっ!」と思いました。

彼女はルノアールの絵の中にいる人にそっくりだったんです!

ネットで探したら…ありました。
そうそう!〜〜〜編み物をする娘…。

彼女の腕の中にしっかりと抱かれていた大きな犬。
それを見守る彼女の表情が、この絵と瓜二つと言ってもいいほどそっくりだったのです…。


 もちろん、その方が、どんな人生を歩いて来たか…
私には知る由もありません…。

一日も早く春が来るといいな…。
春が来て…すべてが好転しますように…。

パリから連絡が入って…一時は、その寒さも緩んでいたのに
また寒くなったと聞いたとき…
私はまたあのふたりのことを思い出しました。

けれどいつか…もしも私があの光景を描くとしたら…

…そう、きっと温かい部屋でくつろぐ女性と、そのすぐそばで横たわり
ウトウトと眠っている大きな犬を描くと思います。

それが、私が感じたこと…だからなのかな…?
それとも、私が見たかった絵…なのかもしれません。

調べてみたら…バーニーズ・マウンテンドッグは
耐寒能力が非常にすぐれている犬とか…。
そのぶん暑さにはとても弱いそうですが。

何だか、ちょっとホッとした情報でした。

2013.02.11 Monday

急がば回れ




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これは3年ほど前の展示会で
来てくださったお客様に配ったポストカード。

ちょっと和んで頂きたくて…(笑)
今考えるとチョーレアです♪
カボにも保存用が1枚ずつしか…(汗)

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急がば回れ…早く着こうと思うなら、危険な近道より遠くても
安全確実な方法をとったほうが早く目的を達することができるというたとえ。

ものつくりも…乗らない時は、やらないのが肝要(笑)
スイッチが入ったら、一目散だけど。

じっと耳を澄ますと…心の声が聞こえて来る。
まずはお風呂にでも入ろうか…。
ちょっと部屋の片付けでもしようかな…。


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 色んなことが頭のなかに詰まっている。
その優先順位は…自分で決めなきゃ。

一番の仕事は…自分で自分を管理すること☆
人を管理するのが仕事だと思っていると
人に動かされて、身動きが取れなくなります(笑)

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今日は息子のリクエストで
チゲ鍋を作りました。
最後の雑炊…ご飯を入れて卵でとじる。
これが楽しみ〜〜♪
大根の味噌漬けを副菜にして…
美味しかった!

今日は3連休最後の日…3日間で、出かけたのはスーパーだけだけど…(笑)
今夜はまだたっぷりと時間があるし…

今の私の優先順位は、ハーブティーです…(笑)

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2013.02.10 Sunday

日暮れて起きる日々の中で

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 起きたら真っ暗でした(笑)
良く眠りました〜〜。
夢も見たんだか、見なかったか…(笑)

この3連休は寝て曜日みたいです〜〜(笑)

思えば…私の人生…ずっと夜道を歩いていたような…(笑)

夜型…という言葉もあるけど…
なんだかいつもしっくり来ませんが…。

ただ、暗がりの中を手探りで歩くとき
どんな小さな灯りも嬉しい…。
その灯りを目指して…歩いて来たんだな…。

ふっと…そう思う。

輝く大空に手を伸ばすのは年に数回。
そしてそこでは小さな灯りは、かき消されてしまいます。

「人と全く違う時間帯で生きてることに
不安を感じないのが不思議…」と主人は言うけど。

「人と同じ歩調で歩いて不安にならないのが不思議」…と私は思う。

でも家族やスタッフたちの協力がなかったら、この生活は維持できません。
だから…いい仕事をしなければ…と思うのです。

夜道00.jpg

その効用をいくつか…。

集中力が強化されているような…(笑)
真夜中というか…夜明け前の一番暗いとき…
自分でも驚くほど集中力が出るんです。
その時間が一番創作に没頭できるの。

家族に病人が出ても…我が家は24時間完全介護体制です(笑)
ご近所では、いつもアトリエに電気が付いているので
「眠らない家」というひそかな異名が付いているらしいですが(笑)

そうそう…年齢の割に、皺が少ない(笑)
たぶんほとんど紫外線にあたっていないからかも(笑)

春眠暁を覚えず…というけれど
私の場合は春夏秋冬…暁を見てから眠ります(笑)

そして結構強行軍なスケジュールのパリ行きも
私は向こうでは全く時差がないので…
自分でも驚くほど行動的になるんですよ(笑)

…そしてたぶんこれが一番の効用。
私は夜更けに、自分と向き合います。
いいことも嫌なことも振り返って
心の引き出しのなかに、入れ直します。

ああ、これも必要…
これも忘れてはいけないこと…。
すべてのことに意味があること…
いつも繰り返し思い出したりするのです。

月と手.jpg

 パリで見た月…
月はひとつしかなくて…どこから見ても同じだと思っていました…。

でも…違いました。
空の色、風の色、街の色…みんな違う。

それが例え唯一のものでも…
見る場所によって、見る人の心によって
まったく違うものに見えること…

すべての道は同じ場所に続いているかもしれないけれど…
その旅の途中で見るもの…感じること…全部違うんだ。
そんな当たり前のこと…
今夜はひとりで思い出しています。



2013.02.09 Saturday

春の予感♪

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 我が家に来て、3年目に入った小さな盆栽の白梅が
今年もすでにつぼみを沢山付けて、咲き始めました。 
夕べはかなり寒かったけど…
そろそろ春の気配も感じますね。

それに今日から、3連休です!…どう活用しようかな…

パリで食べたステーキの再現(笑)は是非ともトライしたいし
最近観たい映画も色々♪
でもまあ、この時期人ごみに出かけるのは危険なので
相変わらず家にいると思います(笑)

仕事は、忙しいです(笑)
でもちょっと新しいものが生まれそうな予感♪
それも、楽しみます!

でもパリから戻ってからも、ずっと忙しくて
気ぜわしい日が続いていました。
この3連休は、気ままに仕事をしたり、適当に昼寝をしたりして
緩めようと思っているの。

実は昨日までギフトショーでした。
おかげさまで沢山の方々にご来場頂きました。
心より御礼申し上げます。

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昼夜逆転の生活…今も順調に邁進中だけど
パリに行って、やっぱり昼間外に出るって、いいもんだと再認識(遅…笑)
少しだけ時間を調節してせめて朝の6時までに眠ろうかな…。

これから季節も良くなって来るので…少し時間も調節したいな。

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今日の絵は、だいぶ前に書いた本の挿し絵。
この絵を見たら、背伸びがしたくなりました。

春…ぐんぐん伸びて行くものをいきなり
あちこちに感じはじめます。
一緒に伸びちゃいましょう〜(笑)


2013.02.06 Wednesday

これがパリの珠玉の一皿

素敵な出会いと美味しいものに出会い続けたパリ日記…
おかげさまでとても沢山の方にご覧頂けて幸せです。

ところで、美食の国、フランスの今回の旅で一番の食事…というか
最高に美味しかった珠玉の一皿…は、何と言ってもこれ!!
ジャジャ〜〜ン!

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魚介の盛り合わせの前菜!!
素材の良さが際立っている…シンプルな一皿。
余りの美味しさに、みんな無口になりました(笑)
どれもこれも濃厚な奥行きのある素晴らしい味。…本当に言葉では言い尽くせません(笑)

奥の方にある、小さな黒い粒貝のようなものは、細い針の先で引っ張り出して
頂きます。

もちろん、白ワインで乾杯!
これが旅の最終日の夜の食事…たぶん私は一生忘れられない味だと思います。

ここは、いつ行ってもとっても混んでいる人気のレストラン♪

でも一番の名物料理は…どうやらトン足の丸揚げのようなもの…(笑)
ドアの取っ手や、あちこちにトン足を象ったものがありましたが…

私はとりあえず、それは横目で見ていただけです(笑)

旅先って、足も身体も…そして胃袋も疲れる〜〜。
最終日の夜…何を食べようか…すっごく迷ったけど…
ここにして大正解!

実は到着した日…別のレストランで魚介のプレートとか
さっぱりしたグリーンサラダとか…頼んだつもりが…
出て来るものは、チキンのグリルだったり
見たこともないお魚だったり…(笑)
温かいお料理を頼んだつもりが、冷たい前菜だったりして…(苦笑)

散々失敗したので…何よりの決め手といえば、ここには日本語のメニューが
あること(笑)
だから決して間違うことはないの。

メニューには詳しく貝の名前も書いてあったけど…
食べるのに夢中で…忘れちゃった(笑)

とてもフルコースにはたどり着けないので
この前菜と、大きなカップにタップリのオニオングラタンスープで
もう充分すぎるほどの量。
このスープはすっぽりチーズのふたが乗っています。
日本だとパイ皮でふさいであるけど、パリでは全部チーズなので
かなり濃厚〜〜♪


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今回のパリ日記は今日で一段落かなあ(ぺこり)
また色々思い出したりすると思うけど…

ずいぶん長いブログもあったけれど、本当に沢山の方たちにお読み頂きました。
心から感謝申し上げます。

実は今日から東京のビックサイトで、ギフトショーの開幕です。
パリが終わり…次は東京…。
私もかなりの締め切りの山(笑)

あ、でも、ブログは更新しますよ〜〜♪
引き続きどうぞよろしくお願い致します。


2013.02.06 Wednesday

フランスのブログにショップのことをご紹介頂きました

 実は今日…とっても素敵なブログに、パリのショップのことを書いてくださっていると
お知らせ頂きました。
Wow~~~フランスのお洒落なブログ〜〜♪
是非クリックしてご覧ください〜〜♪
写真もいっぱいです!

Je suis reconnaissant à Sylvana.

Je suis si heureuse.Je vous remercie beaucoup.



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2013.02.05 Tuesday

街の色 心の色

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 小さなことが集まって、今日と言う日を作っています。
いきなりこんなことを書き出したのは…どうしてかな…。

全然旅の疲れを感じなかったけど…徐々にじんわりと
睡魔に襲われたりしています(笑)
疲れが遅れて出てくるのって年のせい??(苦笑)

心のダメージのせいかも…(泣)

昨日の朝は市川團十郎 さんのまさかの訃報…
謹んで心からご冥福を祈ります。
人生は有限…先日の中村勘三郎さんの訃報も合わせて
改めて命のこと、時間のことなどに想いを馳せています。

そして、朝に打ちのめされても…夕べにはまた別のことに励まされたり。
雨が降るように、風が吹くように…
悲喜こもごもで、出来上がっている一日…。
ともすれば忘れてしまうような小さなこと…それが
実はとっても大切なことなんだなあって思ったりします。

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写真はパリの百貨店…ボン マルシェのウィンドウです。
何だか個性的で、お洒落で可愛いの〜〜♪
丁度バーゲン中だったので、どこもSALEの文字ばかりの街の中で
これは群を抜いて、目にとまりました♪

修復中の向かいの建物が…ガラスに映り込んでいるのがちょっと残念。
実際は、もっとすっきりしていました。

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こういう仕事って面白いでしょうね〜〜。
私も空間デザインが好きで、興味津々。

…そしてもう1軒は…どこだったか忘れたけれど…天井に
騙し絵のような、お部屋がくっついているの(笑)
可愛かった〜〜♪
陳列していた商品には全く目もくれずに…天井の写真だけを
撮っていた私でした…。
失礼しました(ぺこり)

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ちょっとわかりづらくてごめんなさい。
天と地が逆さまになっても…こんなふうだと楽しいかも(笑)

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この赤い水玉の壁紙…Memeノートの裏表紙とそっくり♪
色のバランスもほとんど同じでした。

今回私はパリでピンクをメインにブースやショップを作ったけど
…そんな楽しい色の壁紙を使った部屋…ちょっと欲しいかも(笑)
実はパリの建物とピンクの相性には、私なりにこだわったつもり。
街の雰囲気は壊したくなかったし。

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以前のパリは、テントの色が印象的。赤や茶色や緑や黄色…ストライプとか
補色の効果にハッとしたり。

レストランは赤いテントが多かったような…。
でもちょっとした狭い通りに、ハッとするほど可愛い色を貴重にした
お店があったりしました。

今回一番感じたことは、アウトレットのような大型店舗が
とても増えていたこと。
ちょっとショックでした。照明も青白くて明るすぎて…。
青と蛍光の白とかで。
パリの街の建物の重厚さが裏目に出る感じでした。

マクドナルドも、あちこちにありました。
でもね。パリのマクドナルドの看板はグレーに黄色の文字なんです。
お店もシックすぎるほどシックで…そこは、感じ入ったところ。
写真撮れば良かったな…。

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ここは、期間限定ショップのすぐ近くにあったカフェ。
モダンで素敵な空間でした。
ここもきっと、できて間もない感じでしたが
まるでミュージアムの中のカフェみたいでしたよ。

ここで飲んだショコラ〜〜美味しかったです!

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街の色…静かでシックな通りも愛しい。
心が弾むような楽しいショップにも無条件に惹かれます。

きっと知らず知らずに変わって行くんだろうな…。
…守るべきもの…新しくて便利なもの…
価値観も時代とともに…。

東京の街も驚くほど様変わりしたけれど
だからこそ東京駅は、昔の風情を残すことにこだわったし…。

ちょっとしたこと…些細なこと…
小さなことが集まって…今日と言う一日を作っています。

心はあちこちを彷徨って…
きっと自分で居心地の良い…自分の部屋に落ち着くのでしょう…。

2013.02.03 Sunday

パリ最終日…オルセーとポンピドーセンターに行く

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 滅多に出かけない私…心の栄養のために出来ること…それも今回の旅の目的でしたが…
いざとなったら、結構仕事に追われていました。

だからこそ何としても、パリ最終日には、
やはり美術館に行かなきゃ〜パリじゃない(笑)

オルセーオルセーと呪文のように唱えていたけど(笑)
実は行ってすぐに、今回は何かが違ったような…。
どこかに作品を遠征していたのかな…。
工芸作品がとても目だっていました。
アールヌーボー時代の家具や小物…。

ルノワールや、ドガ、ルソーとの…再会は果たしたけど
小品が多かったです。
前回のような衝撃的な出会いはありませんでした。

チケット売り場も、思ったほど混雑してなくて…
ちょっと肩すかしをくらった感じ。
…そんなこともあるんだなぁ。

早々に出て来たら、ちょっと私の気持ちを代弁してくれているような
鳥と遭遇(笑)沢山の鳩に紛れて…たった一羽だけ。
かなりかわいい…かもめのような…この鳥は一体?

DSC01623.JPG

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ピカソ美術館は休館中だし…今回はあくまで仕事モードなのかな…。
普段も全く市場リサーチはしない私。
見てしまうとそれに捕われるのが嫌なので…
私には独自のアプローチの仕方があるの。

興味があるのは、人間かな(笑)
映画や小説からヒントを得ることも多いけど…。

ふっと
ひらめいたのがポンピドーセンター♪
シャガールに会いに行こうか…。
事前には何も調べてなかったけど…こういうときの私の勘は
ちょっと鋭い…というのは結果論だけど…(笑)

とりあえずタクシーに飛び乗って、ポンピドーセンターまで
ひと走り〜〜。
Wow~~長蛇の列〜〜〜♪

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行列の後ろに並ばない…それは私の子どものころからの夢(笑)

行列のその先には…「ダリ」の巨大な顔!
「ダリかぁ…」
正直言って、まだそのときは、今回は仕事モードしかないのかなと…
心の奥で思っていました。ダリ展は以前に東京でも観たし…。


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それに行列は極寒の外(苦笑)
常設展なら、並ばずに入れるかなあ…。

とりあえず最後部に並んだけど…なかなか列は動きません。
でも振り返ると、更に更に次から次へと沢山の人がやってきて
後ろに並んで行くのです。

貴重な最終日…ようやく来れたのに、4、50分ほど待ったかも。
そして…やっと中に入れました。
チケットを買って
…でも、そこからがまた長い〜〜〜〜〜(苦笑)

入場制限がかかっっているらしく…全く動かずに更に1時間ほど(汗)

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蛇のおなかに入ったようなエスカレーターから暮れて行くパリが見えました。
買い物もしたいけど、だけど…時は刻々と無情に過ぎていきます(笑)

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先に街を散策すれば良かったかも…調べたらポンピドーは、夜は9時までやっている。
パリのショップは店じまいが早いし…でも今更…という気持ちだけで並んでいる。
千々に心は乱れたし…なんとここで、私はお気に入りのマフラーを落としたの。
ついさっきまで手に持っていたはずだけど…。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●♪

けれど1歩会場に足を踏み入れた途端〜〜〜全部忘れました〜。
すご〜〜〜い!!
こんなに1度にダリの世界を観られるなんて!!
さすがパリ!!

会場の演出も、作品の展示も素晴らしい!!
Wow~~~
小さな葉書や書簡まで〜〜♥

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どの作品にも魂が込められていて
筆にもペンにも迷いはなかったけれど
ダリがダリになるまでに、試行錯誤の跡はあったかも。

こういう作品展にはなかなか遭遇できないです(笑)

人間は素敵だ…。
誰もがそれぞれに才能を持って生まれるとは思うけど
それはやはりたゆまない努力の賜物。
開花するまでには、豊かな時間が必要なんだ…。

決して立ち止まっていない時間の流れがそこには在りました。
圧倒的なもの…それはその人がその人として生きて来た時間なのかも。

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なんて私ってラッキーなの!!!
ありがとうダリ!ありがとう私のパリ!〜〜〜♪

Ahahaha~~こういうところが、私そのもの(笑)

長い行列の後ろには、とりあえず並んでおこう〜〜♪

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本当に素晴らしい素晴らしい作品の数々〜〜♪
どこもかしこも〜〜〜。
映像もここかしこに。

かなり分厚い図録にもぎっしり写真が〜♪
重いけど…せっかくなので図録も買って良かったなあ。
今、アトリエの机の上に、それは置いてあります。

抜き文字の表紙から、ダリがこっちを覗いています。


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写真は図録からの抜粋です。余りにもおなじみの絵はこの際カットしました。
ペンや手紙や生写真など…
今まで全く知らなかったダリがそこにいると…改めて思いました。

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けれど悔しいほど時間が押していました。
明日は帰路につきます…。

その後常設展へと移行して
最初に見たのは、ミロ。
フラッシュを使わなければ自由に写真も撮れるのが嬉しい。

DSC01654.JPG

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ミロもマグリッド…もシャガールも
私のカメラで撮りました。
でもね。やはり直接写真を撮るのは、何故か気が引けます(笑)
ちょっとピンが甘いのも気になるけど…すみません(ぺこり)

DSC01660.JPG

これも、もっと正面からちゃんと撮れば良かったなあ…(汗)

かなりインパクトがあって心惹かれたのは
オットー・ディクスのこの絵。これももっと細部まで撮りたかったけど…。
パリの美術館のいいところ…本当にすぐ間近で観られます。
肉筆と言う言葉があるけど…まさにそれを肌で感じます。

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でも、様々な作品をたった一日で観たのが惜しい気がします。
後3日…欲しかったかも(笑)

パリ最終日…夕食は何にしようか…。
実はちょっと気になっているレストランが…。
旅先では、どうしても食べ過ぎるし、疲れもあって食欲はなかったけど…
もう一度生牡蠣が食べたいかも…。

また長くなったので(笑)
この続きはまた今度…。

ところで、最後に遺失物のカウンターで
無事にマフラーが見つかりました(笑)

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