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2011.12.31 Saturday

2011年 最後のブログ

希望のピエロ.jpg

 すっかりご無沙汰してしまいました。ごめん。
色々あったの〜〜〜色々……。

無我夢中で過ごしてた今年…あの日からずっと…。

茫然自失していた3ヶ月ほど…

今は少しずつ自分を取り戻しながら
持てる力のすべてを、使いたいと思っています。

甘い言葉は苦手です。甘えるのも下手で。
だから、いつも私は「強い」といわれてきました。

でもね。
私は自分の弱さを知っています。
だからね。
強くなれたの。

天国の道化師.jpg

今年は本当に特別な年です。
…そして何故か、自分の原点ともいつの間にか向き合ってきました。

きっとそういう方…多いと思います。

人生を振り返れば、いいことばかりでもなかった。
けれど、悪いことばかりでもなかった…。

幸せはとても恥ずかしがりやで
ちゃんと見つけてあげないと、すぐに隠れてしまうし。

そして降り掛かる火の粉は避けようもなく
それも一瞬にして、根こそぎ奪って行くもの…。

そしてすぐに、それぞれの心の中に決断を迫ってくる…。
私も決めなくてはなりません。
自分の人生をどう使うか…みたいなこと。

…そこまでが…何とか今。

今年の幕が閉じようとしています。
来年も何の補償もありません…。

けれど振り返れば…
人生はいいことばかりでも、悪いことばかりでもない。

幸せに向かって走ろう!

その途中で出会う人たちとみんな一緒に
ただ、幸せに向かって走りたいです!

青いピエロ.jpg

途中でどんな困難が待ち受けていようとも…
それをすべて受け入れながら…ただひたむきに走ってみようかな…。

…そんなことを考えている大晦日です。

2011.12.16 Friday

Atsuko Matano ギャラリー広尾ショップの看板娘

 …広尾にAtsuko Matano Galleryがオープンして
何年過ぎたのかしら?
本当にそういうことが、いつもわからなくなります(苦笑)

数年前、ぱんどらの箱で…ずっとお店を手伝ってくださっていた方が
広尾でショップをはじめたいと言ってくださいました。
アパートの1階を改造して、中庭もある素敵なお店。
もっと足しげく通いたいと思いながら…

今年ももう残りわずか…
すっかりご無沙汰です。ごめんなさい…。
と〜ってもかわいいお店です。
お近くにおいでの節は是非〜〜お立ち寄りくださいませ。
都会の真ん中にあって、ホッとできる不思議な空間だと思います。


広尾の駅からも、とても近いです!けれど、少し路地を入るので
ちょっとわかりづらいかも…。
上のURLをクリックしていただけば地図もご覧頂けます。

ラ・ムリーズと直結しているので、商品内容もとても充実していますが
諸事情で営業日は、お手数ですがお電話にてご確認ください。

つい先日…表通りから見える位置に看板をつけたいと連絡を頂きました。
数種類、看板に向きそうな絵を選び出してみました。


…で、出来上がったのがこれ。

hiroo1.jpg

このイラストは、震災支援のために作られたハンカチのために
書き下ろしたものです。

ハンカチは毎日お使いいただけるように、少し色を抑えましたが
看板には地味かも…と、色味を加えました。
結構目立ってくれているようです。


DSC04422.JPG

このハンカチは来年の春に百貨店さんの店頭に並びます。
収益はすべて被災地へ寄付されます。
もしもどこかで見かけたら、是非お手に取ってご覧ください。

今まで、大きな災害が起こっても、必ず短期間で復興してきた日本が
今回の震災ばかりは…遅々として一向に進みません。
もちろん、現場はみなさん必死だと思いますが…。

今年の春はいつまでも寒くて…冷え込みが厳しかったですね〜。
ようやく夏が来て、秋もすぎ…
あれから9ヶ月が過ぎています。

また寒い冬に突入しても尚、様々な難問が山積みの今。
本当に被災地の方には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今年は、個人的にも悲しみが本当に多かったなあ。

様々な想いを込めて…この絵を私は描きました。
悲しみが深ければ深いほど…人は幸せの価値に気づくのかもしれません。

全国的に今日は冷え込みが強いようです。
どうぞいつもよりも温かくしてお出かけください。

2011.12.14 Wednesday

今日は2本の動画を!


 もうすぐクリスマスですね〜。飾り付け…しましたか?
私は今年はパス!〜〜〜(笑)
どうにも時間が取れそうもありません。

けれど、2年前のクリスマスにライブ用に作った動画があります。
曲と演奏は山本恭司先生。
私はこの曲が、本当に好きです。一体、何度聴いたかしら?

これで、取り急ぎ、ブログのクリスマスの飾り付けを…なんて思いました。

それぞれのクリスマス…きっと色々な方がいらっしゃると思います。
人生は、決して喜びだけではないし、かといって
悲しみばかりでもありません。

色々なことを乗り越えてこそ…その深さも面白さも
味わうことができるのでしょう。

P1040689.jpg

今年は特に日本中が沈み込んでしまったような日々が長く横たわっています。
そして、9ヶ月が過ぎた今も、まだまだ…何も…(涙)

私はあの日から3ヶ月ほど、まったくものを作る気力を失っていました。
周囲には本当に心配をかけました。

無理矢理にものつくりをする気は、元々ありませんが
締め切りは大幅にずれ込みました。

…そして私は、スタッフたちに助けられたの。

いつも必ず、多めに作っているので
未使用の原稿は色々あります。
私のいないときに、スタッフたちみんなで、私のストックから
あれこれと選び出しをしてくれていました。

驚いたのは、それがとびきり明るい原稿が多かったこと。
私は何かに頭を殴られたように感じました。

だって、サンプルが出来上がってくるたびに、アトリエが花が咲いたように
華やかになるのです。

以来…最近のものつくりは意識的にかなり明るい方を向いています。
悲しみを乗り越える力になれたら…と祈るように描いています。 


…そしてもう1本…これはまだ再アップしたばかり。



すでに16年が過ぎていますが
この本が出版されてしばらくした頃、一本の電話が鳴りました。
「あなたの本が装丁大賞に選ばれました!」という。

私は狐につままれた感じで…意味が良くわからないまま受話器を握り直していました。
発信先は「ダヴィンチ」という雑誌。

話がつながると私の口から「きゃ〜〜嬉しい!」という大声が(笑)
仕事中のスタッフが飛び出してくる。
「どうしたんですか〜〜」

電話を切ってから、またみんなで大騒ぎ!

商業的な仕事が多いせいか、私は賞とは無縁なところで
仕事をしてきました。
それはそれで、逆に無心になれたりします。
仕掛けはいらない…背負いきれるぎりぎりのところが
自分への挑戦でもある。

けれど、そう言う自分の枠を少し外したところで
この本を書いた。…嬉しかったな〜〜。

内容は、独り語りの長い散文詩のようなもの。
後に、要約して朗読用に書き直しました。

何度か映像にしたけれど、ソフトはどんどん変わり…サイズも変わり…
本当に、どんどん進化して行くので、おのずと
作り直してしまいます。

先日の皆既月食の夜
何故か血が騒いで、本棚を見上げると
この本に目が留まりました。

そして新しいソフトを使って、一気に作り上げたこのビデオ…

すでに絶版になっている本です。
私の声もずいぶん前のものです。

お時間のあるときにでも是非ご覧ください。

2011.12.08 Thursday

やさしいこころにはひびがはいっているFamily Apps配信中です

DSC05002.JPG

それはとても小さな絵本です。
…それはとてもささやかな物語です。
息子がようやく字を読めるようになったころに書いた本です。

全部ひらがなで、手描きで書いた文字は
とても下手です(笑)
大学時代の友人がその本を見た瞬間に
「おまえ、何でこんな字なんだよ!」と言いました。

けれど、この本には、この字がいい…!
そう思って一生懸命に書きました。

DSC05004.JPG

できあがったばかりの本を、私は息子の本棚にそっと入れておきました。
するとある日、突然息子が我が家にあるローチェストの上に立って
このお話を、大きな声で読み上げてくれました。

…たぶん泣いたと思います(笑)

この本は私の小さな息子のために書きました。
そして、私はそのころ常設にしていたギャラリーで
小さな絵本展…というのを開催したのです。

それをご覧になった出版社の方たちが
次々と本の依頼にお見えになりました。
…そう、この本はその最初の一冊。
…とても思い出深い本です。


実は震災から少し過ぎたころ…私はこのブログで、ちょっとこの絵本のことにふれました。
すると、ある方からコメントを頂きました。
それは、ずっとこの絵本が大好きだったという方からの、とても嬉しいコメントでした。

けれど、この本を読み聞かせしたいけれど、本が小さすぎる…とも。
何とかもっと大きな本にして出版できないかと…

そのコメントをうかがってから、色々考えてみました。
…そして、原画はもちろん手元にあるので(笑)私はスタッフと相談して
コピーで大きく伸ばして紙芝居に仕立てて、送らせていただきました。
きっとどこかの小学校で、読み聞かせをしていただいていると思います。

もっと前には、人形劇団の方からご連絡をいただきました。
このお話で人形劇を作りたいと…。

…とても小さな絵本です。
…とてもささやかな物語です。

…もうずいぶん前に描いた絵本です。

実はiPhoneかiPad対応のアプリで
「Family Apps」をダウンロードしていただくと
この本が、無料でお読みいただけます。
「しんちゃく」を押してください。期間限定で6ヶ月です。

ひとりでも多くの方にお読みいただけたら
私は本当に嬉しいです。

実はこのアプリにスンナリ入れる人もいるけど、私にはちょっと手強かったです。
iPhoneかiPadというのははずせないようです。すみません。
そうしたら、FBで、とても親切な手順を寄せてくださった方がいます。

Martin Beiweiさん…Facebookで私が立ち往生をしていると、いつも
どこからともなくやってきて、的確に答えを教えてくださいます。
日本語は日本人よりも美しく流暢です。
以下、彼からのメッセージを添付します。Martin!! Thank you!!

1.MacのiTunesに"Family Apps"というアプリをダウンロード。
2.iPhoneを接続し、アプリを転送。
3.iPhoneに転送した"Family Apps"をダブルクリックで起動
4.初回は「お子様のニックネーム」と「生年月日」のアンケートに答え、
そのデータを転送することになる。(このアンケートを転送しないと、アプリ自体使えないようです。)
5.送信完了すると、最初の画面には、街の風景の絵が現れます。
そこには、5つのカテゴリがあり、それぞれ「まなぶ」「おしごと」「あそぶ」「ひろば」そして「としょかん」
6.その中の「としょかん」をダブルクリックすると、「やさしいこころにはひびがはいっている」があります。
7.3G回線でのダウンロードでも2-3分で完了しました。
8.ダウンロードした作品はマイほんだなのところに保存されています。

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