ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< June 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
2011.06.30 Thursday

猫のシッポ

 
 
これは、数年前に描いた絵本の挿画。
3号のカンバスの油彩です。
夕焼けを並んで見ている猫のイメージだったかな…。

ついでなので、もう一枚。
…これも同じ時期に描いた。


「そうぞうしてごらん」という…小さな絵本の挿絵…
本は小さいけど、原画はみんな大きい。
百号の絵も数枚入っています。

出版記念をかねて、相模原の伊勢丹で「小さな絵本の大きな原画展」というのを
開催しました。…なんだかずいぶん前のことのような気がします。

いつでも油彩が描けるように…去年作ったアトリエ。
まだ活用していません。…いざとなると一気に筆を運んで
数十枚を並べて描くけれど…それが日常って訳ではありません。

仕事では、ほとんどがパソコンの画面のなか…。
絵の具もカンバスもいらないけど…それぞれに良いところがある。
油彩…久しぶりに描きたいと思うけど、今は他の仕事も忙しい。
まあ、焦らず…必ず時期はどこからかやってきます(笑)


昨日アップした不思議な写真。

キャットテール…という…この花。
私はとても好きで…あちこちの庭にランダムに植えてあります。
スタジオの脇にも…これは鉢植えだけれど…春になって芽を出してきて
今は花盛り。緑とマゼンタの対比が可愛いの。

これがあの…不思議な線を作っていました。
どうやら誰かがその花をちぎって、塀の隙間に埋めて行ったらしい…。
その犯人の背丈は120〜130センチくらいかな…。

子供のいたずら…です!

半年ほど前に、3人組の小学生が…スタジオをのぞいているのを発見しました。
たまたまドアを開けたままにしてあったの。
彼らは「ここはなんだと思う…?」と…。

一番大柄な男の子は、いがぐり頭のガキ大将って感じ。
「ミュージック関係だな…ここは…」
身体の半分位をドアの中に突っ込んで…大声でそう話すのを
他の二人が心配そうに見守りながら…それでもこわごわ覗き込んでいる(笑)

私はたまたま外にいて、スタッフと一緒にその子たちを遠巻きに見てた。

「きっとあの3人組じゃない?」

この花が埋め込まれていた位置は、低い。
大人じゃないよね。

都会では子供たちが、無心に遊んでいる姿を見かけることは少ない。
彼らの、通学の道の途中にカボスタはあるみたい。
いつかお茶にでも誘ってみようか…(笑)

見知らぬ人に声をかけられても、ついて行ってはいけません…

そんな時代だけれど…その禁を破りたくなっている。
子供たちのキラキラした好奇心は素敵だ!

昔、シロツメクサで編んだ花冠…大好きでした。
ティッシュペーパーで作る花で、部屋中を一杯に飾って
シーツや風呂敷を使ってお姫様になりきっていた頃のこと…
…ふと、思い出してしまいました(笑)
2011.06.29 Wednesday

これは一体なんでしょう…(笑)

 スタジオのアルミの囲いに…何やら赤い線が入ってる…
「な、なに??これ???」
主人が「虫だよ〜〜」

ぞ〜〜!!鳥肌…!!!



おそるおそる近づいてみました〜〜。

「ふふん…これはね」
…さあ…なんでしょう(笑)

…これはね。猫のシッポだよ…と私。


わかるかなあ…(笑)
2011.06.25 Saturday

ジャン・コクトーの肖像


 もうずいぶん昔の話…そのとき私は25才でした(笑)
パリに行った時、ジャン・コクトーのデッサンがメニューの台紙に使われていて
壁一面に、シンプルな線で描かれたコクトーの絵がかかっているレストランに連れて行ってもらいました。
その方は、ずっとパリにお住まいの女傑。
昔お世話になった方の親戚筋に当たる方で
その後も、私はパリに行くたびに、彼女のお世話になりました。

最後にフランスに行ったのはもう10年前…になるかしら?
そのときはスタッフと一緒でしたが、彼女はその数年前に亡くなったと
後にお嬢さんから聞きました。

パリと言えば…私はいつも彼女を同時に思い出します。
…聞けば、彼女はヴィトンを日本に最初に持ち込んだ人。

私はそういうことに全く無知でしたが(苦笑)

私は結婚して、当時杉並で、狭いアパート暮らし。
その家に、お招きして私の手料理を食べていただいたりしたこともあります(汗)

彼女に連れて行ってもらった、その店のブイヤベースは忘れられない味。
そして、その店のメニューを開いたときの感激も
今も良く覚えています…。

その時私は、線だけで表現する絵に目覚めたかも(笑)
少ない色、少ない線で描くのって意外と難しい。
だから結構ムキになって、色々練習したことを覚えています。


コクトーは画家に留まらず、詩人であり、小説も書いたし、映画も作りました。
アクセサリーのデザインや、評論家としても活躍。
その洗練された品の良い風貌で、モジリアニの絵のモデルにもなっています。

…もうひとり…パリと言えば、エディット・ピアフ…。
ピアフのシャンソンには、10代の頃から夢中になり
中野にあったシャンソン喫茶に足を運ぶたびに、彼女のレコードをリクエストしていました。
その2人が、実は無二の親友で、ピアフの死の4時間後に
コクトーも亡くなった…という話を、私は4年ほど前に知りました。
人生の中で出会う人たち…その作品も含めて…どれもが実は一本の線の上だと
感じたりしました。

様々な人たちの背景を調べ始めたのには理由がありました。

そのとき、私は色んな人たちの肖像画を描こうと思っていたの。
何か楽しいテーマを設けて…。
そしてそれはピエロのシリーズになりました。
今まで出会った人たちに様々なピエロの衣装を着せて描くこと。

スタッフや、仕事仲間…そしてそれはどんどん広がって行き
画家や、ミュージシャンや作家たち…
昨日のパンフレットの表紙に描いた山本恭司さんの肖像画も
その一連のなかにあります。

昨日、ペンで中原中也さんの絵を描いて…
久しぶりに、コクトーの顔を描きたくなりました。
コクトーを描くのは、これで二度目です。
ピエロシリーズのなかの60号の油彩のなかにも描いています。
「雲の上のピエロたち」と名付けたその油彩には、コクトーの他に
ルソーやピカソ、ダリやモジリアニ、シャガールも描きました(汗)

普段は私は余り絵の説明はしないので、もしもその絵に出会って
何か感じていただけたらと思います。
現在は確かタオル美術館に展示中だと思います(ぺこり)



似顔絵というわけではないので、余り似ていないかもしれませんが…(汗)
FBに載せたら…コクトーみたい…というコメントをいただきました(笑)
すごい!!

もちろん私は実際にはお会いしたことはありません。
数枚の写真から、イメージを掴みます。
若い頃の写真と、晩年の写真…
今回はその両方を描いてみました。

いつかエディット・ピアフも描いてみたいです。
彼女にも何か素敵なピエロの衣装を着せてみたいです。

2011.06.23 Thursday

コラボ作品 STAYER

 
このパンフレットは、以前に原宿で開催したライブのときのもの。
このライブのために、作った歌のなかに「STAYER」があります。

その数年前に、私は100号の大きなカンバスに、赤の絵の具を何度も塗りました。
右端に…ひとりの天使像…天使とは言っても、簡素な洋服を着た、うつむいた女の子。

それを私は21世紀へのメッセージとして、発表しました。
タオル美術館のメインステージで。2001年だったかな。

タイトルは「とどまる勇気」

1991年にバブル崩壊が起こってもなお、まだ日本はどこかが前のめりになっていたあのころ。
私は私なりに時代と向き合っていました。

日本中が好景気で沸騰していた時代に、私は全くその輪からはずれたところで
自分の世界と格闘していました。
オリジナルってなんだろう…とその頃散々考えていた私は、ふと今ごろになって
あのころの私の生き方が…もしかしたら「オリジナル?」…みたいな気になって
一人苦笑しています。

日本人は協調を重んじる傾向が強い民族だと日頃から思っています。
それはとても素晴らしい国民性でもあるけれど
逆から見ると、オリジナルが育ちづらい環境のように感じます。

時代に溶けないもの…そんなものを捜し続けていた日々のなかには
沢山の軋轢もありました(笑)
散々はみ出していた私が…いきなり「とどまる勇気」をコンセプトに掲げたのは
理由がありました。

ものつくりに関わって30年。
時代が背中を押してくれることもあったけれど
時代に押しつぶされそうになっていた時期もあります。

20世紀の後半の好景気に、どこかがねじれてしまったように感じていたのは
きっと私だけではなかったと思います。

現実よりも夢…それは確かに理想だけど…すべてがポジティブ一色で
楽観的な時代だったと思います。

あのころは本当にジタバタしました(苦笑)
こだわることが、「重い、暗い、うざい」みたいな…(笑)
毎日がそんな矛盾との闘い(笑)
商業と密接につながる現場にいて、その風をまともに受けた場所にいたせいかも知れませんが。

ずっと感じていたのは「自由」という定義。
その使い方は様々だけれど「勝手」と「自由」はとても似ています。

自由こそが、人間本来の生き方だと思うけれど
その使い方にはかなりの熟練度が要求されます(笑)
私は私の世界の中で自由になりたかったけれど、なかなか壁は高かった(笑)
結局自分で自分を縛っているのが一番問題なんだけどね。

そんなテーマは、私の身近にいつもありました。
何度か、その修羅の現場から逃れたいと思ったこともあるけれど
その都度、何故か重石のような現実が現れて
私はそこにとどまりました…。

それからまた矢のように月日は流れて…
20世紀の「失われた十年」からさらに
21世紀に入って…「失われた二十年」と呼ばれた歳月のなか…で
選択肢は色々あったけれど、同じ現場で仕事を続けてきて良かったと思います。

そして、そんな想いを込めて、このテーマで、私は一遍の詩を書きました。

長年同じ現場の第一線に立ち続けているKyoji先生の人生に重なるものを
感じていたのだと思います。
この詩は他の作品から見ると、少し異色に見えるかもしれませんが
素晴らしい曲に救われています。

そして2009年…BOWWOWのスーパーライブでこれが演奏されたときは
心臓が飛び出しそうでした(笑)
暗くなってから、客席に潜り込んで…
まだ客席が暗いうちに、家に飛んで帰りました(笑)

それがなんと、今日…ユーチューブにアップされました。
是非お聞きいただければ…と思います(ぺこり) 



2011.06.21 Tuesday

近未来予想図


九州で激しい雨のニュース。四国近畿地方にも、警戒が必要です。
くれぐれもお気をつけ下さい。

異常気象が異常と言えないほど、日常的になっている気がします。
梅雨の雨は、長かったけれど…以前はもう少し穏やかだったような気もします。
季節も何だか変。まだまだ夜は冷え込んだり、やたらに蒸したり。
地球規模の変化が起こり始めているのかなあ。

数年前から2012年…という年のことが取りざたされています。
マヤ暦は、2012年で終わっているし、この年には、太陽も活発化していくことは
ずいぶん前から危険信号が出ていました。
色々な情報があるし、どうしようもないほど、様々な要因があります。

今更ジタバタしたところではじまらない。
来るときは来るし、過ぎてみれば単なる取り越し苦労だったかと
笑い話にもなるでしょうが。

だけど私は、ずっとこの問題に注目してきました。

…まあ趣味みたいなもんです(苦笑)

数年前までは、テレビで特集がやたらに多かったけど
近づいてくるに連れて、自粛モードかな…
やたらに恐怖をあおる時期じゃないしね。

それでなくても身近に、大きな問題を抱えている日本。
プラス思考が大切なのかな…。
でも、それが危機管理の甘さにもつながる。

夕べのNHKスペシャル「沖縄戦争」のことをやっていました。
眉間に皺を寄せながらも、チャンネルを切り替えられずにいました。

人間は愚かだ…。
戦争では、あらゆる価値観の軸がぶれる。
みんな被害者であり、加害者でもある。

これからの地球の環境問題…原発にしても
世界的な規模の決定が必要な時期に来ている。
それが決定できないとなると…
滅亡説が浮上する。

人類は結局、破滅への道を知らず知らずにたどり
そこに気づいても、軌道修正ができる訳でもない。
その歴史から、また再度、学び直して…数万年後の人類のために
愚かなことを繰り返すのかな…。
いずれにしても、危機は何度でも訪れることになるでしょう。

それが今の時代が抱えていること。
私の近未来予想図がはずれることを…
今は切にそれだけを願っています。
2011.06.18 Saturday

中原中也 山羊の歌より



汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の皮裘(かはごろも)
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる


汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む


汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところなく日は暮れる・・・・・

2011.06.17 Friday

泣きたいときに聴く歌



泣きたいときに聴きたい歌って何だろう… そんなことを思っていたら…
心の奥の引き出しからその歌が、飛び出してきました。
チャップリンの「モダン・タイムス」の最後に流れるこの歌。 

それを…この人が歌っています。 なおさらに切ないです。

そしてこの歌の和訳をさがしていたら
どうしてもそこから離れられない言葉に出会いました。
このサイトからの引用です。
素晴らしい和訳だと思います(ぺこり)
 

Smile

Smile though your heart is aching

Smile even though it's breaking

When there are clouds in the sky

You'll get by

If you smile

With your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You'll find that life is still worthwhile

If you just...

Light up your face with gladness

Hide every trace of sadness

Although a tear may be ever so near

That's the time you must keep on trying

Smile what's the use of crying

You'll find that life is still worthwhile

If you just...

Smile though your heart is aching

Smile even though it's breaking

When there are clouds in the sky

You'll get by

If you smile

Through your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You'll find that life is still worthwhile

If you just smile

That's the time you must keep on trying

Smile, what's the use of crying

You'll find that life is still worthwhile

If you just smile


微笑んで 心が痛んでも
微笑んで たとえ心砕かれても

空に雲がたちこめるときも
きっと乗り越えていける

怖れや悲しみを感じる時にこそ
君が微笑みさえすれば

微笑んでごらん 

そうすれば明日にはきっと
君は、人生にはまだまだ価値があると気づくはず

ただ君が・・・

喜びに顔を輝かせれば
過去の悲しい記憶は姿を隠していく

たとえ涙がこぼれ落ちそうになっても
そんな時こそ、泣くのをこらえて
微笑んでごらん 

泣いてどうにかなるというのかい?
君は、人生にはまだ価値があるときっと気づくはずだから

ただ君が・・・
心が痛んでも微笑みさえすれば
たとえ心砕かれても微笑みさえすれば

空に雲がたちこめるときも
きっと乗り越えていけるよ

怖れや悲しみを乗り越えて
君が微笑みさえすれば

微笑んでごらん 
そして明日にはきっと
君は、人生にはまだ価値があるときっと気づくはずだよ

ただ君が微笑みさえすれば・・・

こんな時にこそ、泣くのをこらえなくちゃ
微笑んでごらん 

泣いたってどうにもならないのさ
君は、人生にはまだ価値があるときっと気づくはず

ただ君が、微笑みさえするだけで・・・

2011.06.15 Wednesday

原発に反対するということ


 いいものと悪いもの…この世界にはふたつしかないだろうか…
ふとそんな気になる…賛成か反対かを考えていると…

原発事故から、私ははじめてこの問題と向き合った。
漠然と危険なものと隣り合わせのだと知っていたし
反対運動のことも知っていた。
けれどそれは、政治が決めることと、黙認していたと思う。

それは無関心のように見えるけれど
日本という国への信頼だったような気もする。
この国は大丈夫
この国に生まれて良かった…

人には、得て不得手と言うものがあり、私は自分にしか出来ないことを
ひたすら探しまわっていた。…長いこと私は、それで手一杯だった…。

…そして、私は人よりも少し遅くなってから子供を産んだ。
すると不思議なことが起こった。
それまでは、全く興味のなかったことに、いきなり興味を持ち
子供を守りたいという気持ちが環境を守ることに発展して
子供たちに確かな未来を約束したいと思ったりした。

子供を育てるつもりが、いつの間にか育てられたのかも(笑)
もしもそれが「母性」と言うものだとしたら、つじつまが合うとも思うけど。


少し前のCMで「今10人に4人ががん」というのを繰り返し流していて
記憶に新しい。

私たちが子供の頃は核実験が盛んだった。
情報は今のように、溢れてはいなかったし、見えないから怖くもなかったけど。
そんな私たち世代の、10人に4人ががんに冒される。
そこに因果関係はないのだろうか…。

もちろん発がん物質は他にも沢山あるけど…
これからの未来…例えば急激にがん患者が増えたとしても…
放射能との関係を立証するのは難しい。
…どうやら今の政府は、これから起こるであろう災厄にも
想定外と言うつもりか、因果関係は立証されないと応戦するつもりらしい。

つい最近、ヨーロッパで野菜から新種のウィルスが出て
感染者も死亡者も多数出た。

抗生物質と言う特効薬も効かないウィルスは、これからも生まれ続けるだろう。
それらはみな環境に適応している。
ウィルスも「命」だからね…。

「命」というのはそういうもの…。

人間だけではなくすべての命の目的は「生存せよ」…それが目的だから。

生存して、子孫を残すこと…

強い薬を開発すれば、それに対抗するウィルスは生まれる。

人もいつか、放射能に耐性を持つのかもしれない。
そうしないと生き残れないと知ったとき。
考えたくはないけれど…

すでに世界中に500基以上もある原発の1台が暴走したとしても
一瞬でかなりの広範囲な土地が汚染されることは
今回の福島原発で充分に学んだはず。


けれどチェルノブイリでは、人間が住めなくなった場所に
植物が新たな世界を作っているらしい。
それは巨大化して、元々の植物よりも数十倍の大きさだったりする。
植物は、環境に適応して、すでに進化の過程に入っているのかも…。
そんな想像も頭をよぎるこのごろ。

放射能という見えない敵は…人間によって増殖させてきた。
元々自然界に存在し、人類が誕生する以前の地球では、かなりの高濃度の
放射性物質がこの星にもあったらしいけど。

今では、その存在理由を誇示するかのように…
膨大なエネルギーも作るし、がん治療にも使われてきた。

白か黒か…それだけでは済まないものなのかもしれないけど…。

ドイツに続きイタリアが民意を受けて、新しく建設を計画していた原発が中止になった。

原発に反対する…ということ。
…それはこの地球を守るという意思に違いないけれど
それは人類の存亡をかけた…闘いでもある。
まだ歴史は浅い。
今なら、引き戻せるものだろうか…。

今日主人が、腕に見慣れない時計をしていた(笑)
「どうしたの?」と聞くと…にやっと笑っている。
「今、0.09マイクロシーベルトだな…」
「ええ〜〜!!放射線量がはかれるの??」
「うん!完全防水だし」

ちょっと場所を変えたら数値が変わり
0.1マイクロシーベルトになった…。
毎時0.1μSvだとすると…私は計算機を取り出し
計算をはじめた。

0.1×24×365=876マイクロシーベルト…
窓を開け放した状態で測定しました。
ここは東京杉並区高円寺です。

1年間に一般公衆がさらされて良い放射線量が1㍉シーベルトなので
今のところ許容範囲の中。

でもね。聞くと、この時計…予想外に高い(笑)
かなりの割引で買ったらしいけど…。

…そうか!!私が毎日チェックして
もしも数値に異常があったときとか、高めのときは注意警報を
このブログに書けばいいんだ!
違う場所に出かけたときも、チェックできるしね。

それができるなら、この出費はしょうがないかなと思った(笑)


2011.06.12 Sunday

震災から丸3ヶ月…


 昨日で丸3ヶ月が過ぎた。被災地よりも遠く離れた東京でも
電車は止まり、通りは歩いて帰宅する人たちで埋め尽くされていた…あの日。

私たちはただただ息をのんで、テレビの画面に釘付けになった。
実況中継のように繰り返し映し出された津波の映像…。
被害の全容は、今もって正確にはわからないし、
今もなお避難所生活を余儀なくされている方は9万人以上…。
それがどんなに大きな規模の震災だったのか…同時に起こった福島原発事故と相まって
すべてが不透明のまま…3ヶ月が経過している。

福島原発…今頃になって、保安院は、あれこれと発表し始めたけど…
ここまで事態が重くなることを政府は全く予想できなかったのだと思う。

危機管理能力と、希望的観測は水と油。
その甘さがここまで事態を深刻化させたことは、周知の事実だと思うけれど
それが未だに、方向転換されていないと私は思う。

政府は、くだらない権力闘争に明け暮れて、お互いの足を引っ張ることに
まだ夢中になっている。

このままでいいのか…心は千々に乱れている。
国が機能していないままで、放置されているように見える人々。
放射能汚染も、以前よりももっと深刻度を増している。
海が危険だ…。

大量の汚染水…流出しないことをひたすら願っているけど
まだまだ安心できる状況にはほど遠い。
それに支持系統が、全く信頼できない。

パニックを恐れて、発表を控え、被害を小さく伝えてきた政府も保安院も東電も
自分たちの都合を優先させていると思うし
それに対して非難する声は小さいと私は感じている。

誰がこの事態を収束に導くことができるのでしょうか。


…ようやく以前このブログでも少しだけ紹介したサンダルが発売になりました。
記事の内容から見ると不適切かもしれません。

…でもね。…そういうことなのかも…
みんな心の中には割り切れないものを抱えている。
それでも一生懸命に笑わせようとしている人たちや
何事もなかったように、サスペンスのドラマが放映されている。

番組を制作している人たちも、心の深いところで
何かが変わっていることを感じているに違いない。

この震災が起こるまでは、豊かな自然に恵まれ、
ゆったりとした時間が流れているような気がしていた福島。

そのすべてが今、変わろうとしている。

…私も変わろう…ふとそう思う。

もっともっと楽しいものつくりだ!
心がぱっと明るくなるようなものを沢山作りたいな…。
私にとって、来年の春こそが今このときに集中している。
もっと楽しく、もっと明るい未来を作りたいかも…。
それが今の私に出来る、精一杯のことかもしれない。

2011.06.11 Saturday

FB友だち…Tomominのねむぞうグッズ到来…襲来とも言う(笑)


 FBの友だち…ドラマーでヴォーカリスト…ピアノも巧みに操る。
ものつくりも絵も巧い…そんなTomomi Nikko から「ねむぞうグッズ」が届いた。
なんとも気が抜けるキャラ…。

お地蔵サマのようでもあるし、瞑想しているようにも見える。
角度を変えると、表情が変わる。
彼女はもっと巧みな絵も描くけど
グッズに展開するときに、ここまで簡略化できるのはなかなかだと思った。
足すことはできる。
けれど、引くことはなかなかできないもの。


帽子もかぶってみた…違和感がないのが嬉しいけど…
FBのYukariの写真に負けそうなので…(ごめん身内ネタで)
トルソーにかぶせた(笑)


このメモ…ちょー可愛い!!
使うのが惜しいほど。

生成りの生地に、実際はもっと薄い空色のプリント。
男の子でも女の子でもいけるとこがすごいね!

Tomomi自身は、FBではもっぱら癒し系のキャラに徹している。
クスッと笑えるコメントも多いけど
きっと生真面目なんだろうと…推測している私。
いつもいつも一生懸命…ひた走っている姿がぼんやりと見える。

一度だけ、私はとあるライブで彼女に出会った。
お互いに、初対面だったけど一目でわかった(笑)
…それも階段の踊り場のようなところで…「あっ!!」という感じ(笑)

FBでは実際の名前で登録するのが基本なので
写真もそれぞれに趣向を凝らしたものが、アップされている。
何度かコメントを交わしていると、別にネットだから…という差別感は
見事に払拭されて、普通に出会うよりは構えることもなくてすんなり話せるかも。

…そうやって、私は世界中の人に出会っている。
行ったことのない国の人や、様々な趣味や仕事を持った人たちと。

そのなかで、今かなり色んな人を騒がせているのが
この「ねむぞうグッズ」
どうやら食欲増進の「お札」も出回っているらしい(笑)
八面六臂で活躍しそうな、見事な癒し系キャラだと思う。

Powered by
30days Album