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2010.09.30 Thursday

実りの秋に…それぞれの人生

 元スタッフが遊びにきた。

基本的に私は予定を立てるのが苦手。
いきなり直前に電話…とかがいい。
夕べも…そうだった。

何時だったか…時計も見なかったけど…(笑)
何しろ彼女はやってきた。
二年ぶりくらいかな…いや…どうだったっけ??

気がつけば朝の四時。
ふたりともあくびをしながら
たらたらと話している。

内容はどうだっていい…。
元気にやっているのが嬉しい。

彼女とは10年一緒に仕事をした。
数えてみれば出会いは今から20年以上も前のことだ。
あっという間に…時は過ぎた。
一緒に仕事をしていたころも忙しかったけど
その後もなお…忙しかったので(笑)
お互いの子供の年でようやく年月をはかっている。

あのころは私も若かった。
今とは仕事の仕方が少し違う。
山登りでいえばまだふもとをうろうろしてた。
…というよりも、山登りの支度中だったかも(笑)
そして…ひとつ越えればまた次がある(苦笑)
…と知る。

たどり着くことは考えていない。
…それが自由だとも知る。

元スタッフも様々で
自分で仕事を始めた人は結構いる。
彼女もそう…。
女が仕事を持つのは甘くない。
家庭に入ったスタッフもいるけど
それはそれでまた…いろいろあるだろうし…。

でもね。
悩んだり、急勾配の坂道を肩で息をしながら登るのが人生かも。
何もない人生なんて、どこにもないんだ。
そしてそれぞれの人生…そのどれもに意味がある。

僕の前に道はない…僕の後ろに道はできる
…高村光太郎の「道程」の冒頭の部分をふと思い出す。

私の後ろにはすでに長い道がある。

その道の途中であなたに出会った。
一緒に歩いた道…結構険しかったね(笑)

私はようやく…5合目あたりの見晴し台に立ち
振り返ってみる。
…そこには沢山の花が風に揺れている。
あんなに険しかった山道なのに…(笑)

その花も終わり…忘れた頃に実を付けるもの…
そんなふうに少し遅れて
喜びもやってくる…

2010.09.28 Tuesday

秋の長雨にはチゲ鍋が似合う

今年の暑さにも際限がなかったけど
この長雨にも際限がなさそう…。
天気予報は明後日まで雨マークだ〜〜

植木が雨の重さで頭を垂れて
歩道に突き出している。
とげのあるバラとか…危ないので麻ひもで縛った。

植えたばかりの木なので…今年はかなり気になって
何度も様子を見る。
3年も経ったら…大きく様変わりして
強いものはより強く
弱いものは消えてしまうのかな…。

こんな寒暖の差は…人間にもかなりこたえるのに
外に立っている木や花には、もっともっとこたえるだろう…。

今日一日で薄手のカーディガンから裏毛のカーデ
結局セーター…と3回も着替えてしまった。



でもね!
今日は来年の春夏デビューする手袋のサンプルが到着。
イメージ通りの仕上がりが嬉しい。
全部欲しいと思った!
ゲンキンなもんだね…一気に心の中は秋晴れ!!
ぜひご期待くださいね〜。


その後は冬物の企画の最終決定。
来年も通り越して再来年の立ち上がりまで……

ああ、矢の様に時は過ぎるけど〜。

そういえば最近レシピを書いてない。
お料理は毎日作る。
急に寒くなった昨日はチゲ鍋にしました。
市販のチゲ鍋用のスープにバラ肉や白菜
もやしやキムチ(これ重要)…エノキ、ニラを入れて
グラッと煮立たせるだけ(笑)

今の時期はまだテーブルにコンロは持ち込まない。
大鍋にざくっと仕上げてそのままテーブルへ…。

スピードカンタン野菜たっぷり…燃焼系…
いいことばっかり(笑)
カキを入れてもおいしいよ。

今日夕方…スタッフにその話をしたら
誰も作ったことがないという。
「5分でできるよ」というと
みんなも夕飯はそれにすると言う…。
へえ意外と知らないんだ。
…で、レシピと言えないようなレシピだけど…ご紹介しました。
今の季節にぴったりだよ。

最近は母が小松菜を塩漬けにしておいてくれる。
セロリの葉っぱや人参も一緒に漬けてある。
全部細かく刻み…ちょっと塩出しをして
減塩醤油と七味をかける。私の大好物。チョーおいしい。
漬け込むときは塩のほかには鷹の爪が一本だけ。
塩は少ないと水がうまくあがらないので
普通に使うけど…減塩食を心がけているので
刻んでから水に放して塩抜きをする。

大根はいつも日陰で一日だけ干してから漬け込む。
歯触りが何とも言えずパリッとするのよ。

カキフライとかサンマの塩焼きとか
ほうれん草のごま和えとか
このところ我が家は結構日本的。

白菜が出回ってきたので中華風野菜あんかけとか。
でもさ。長ネギがちょっと高い…と思う(主婦の目で…笑)
そうそう最近凝っているのはグリーンレタス。
少し苦みがあって、奥行きのある味で
サラダはもっぱらこれを使う。

カボスやスダチも山盛りで売っているので
がんがん使う。
お味噌汁とかサラダとか…何にでも絞っちゃうんだ。

つい昨日お料理好きの友人と話をした。
「男ってさ、食事のこと考えるとき
食べたいものを考えるでしょ。
女はさ。食べさせたいものを考える。
それって大きな差があるよね〜」
…名言だと思った。
2010.09.25 Saturday

久しぶりの青空



台風一過…一転見事な秋晴れ。

この夏…何度街中を洗い流す雨を願ったことか…。
暑さだけでなく、ほこりっぽさにも辟易した夏が過ぎた…。

ここから青梅街道が少し見える。
風を切って走る自転車や、引きも切らずに走る車。
みんなキラキラしている。
少し風が強いけれど…涼やかな風。
私の一番好きな季節がきた…。

今週ほど休日がありがたいと思ったことはなかったような…。
私は好きな本を手元に積み
好きな音楽を大音量で聴きながら
何かの間違いだと思うような悲しみの真ん中に座り続けた。

私の小さな庭には
夏に植えたサルビアが…再び元気を取り戻して
沢山のつぼみを付けた。
「え〜サルビア…好きなの?意外!」
スタッフが驚いていう。

「うん…これって次々咲くんだよ。
庭のアクセントには最高!」 
数年前には濃い紫のサルビアを見つけて庭に植えた。
毎朝私はそのサルビアをながめて
心の中で「あんたって最高だね…」とつぶやいた。

今年は同じものは見つからずに
結局どこにでもある赤いサルビアを求めた。
その赤を萩の根元に隠すように植えたのが
さりげないアクセントになっている。

特別な花でなく
どこの庭先にも似合う花が好き。
鶏頭とかコスモスも…。
難しい名前の花がずらりと並んでいる花屋さんの店先で
あまり大切に扱われていないような場所で
丈夫なのが取り柄です…という花には
同類のものをいつも感じる。

そろそろ秋の帽子を探しに行こうか…
高円寺辺りのメンズショップで買ったニットのキャスケットは
同じものを三つ持っている。
結構華やかなパーティーにも私はその帽子をかぶる。
「素敵な帽子ね」
何度ほめられたことか…(笑)

自転車を飛ばして高円寺まで行ってみようかな…。
空はどこまでも続いている。
今日は久しぶりの青空。

2010.09.24 Friday

悲しみは少し遅れてやってくる



ことあるごとに思い出す人がいる…。

密かにRと呼んでいる彼女が亡くなってから20年が過ぎようとしている。
私が「死」というものに正面から向き合った 最初…に
…その人の死があった。
…ああ、もうひとりいた…T…。

彼は若干24歳でこの世を去った。
私よりも2歳年上だったから、私がまだ22歳…
あのころはただうろたえるばかりで
向き合うことはできなかった…けど。

Rは私よりも1才年上だった…
私よりは「大人」な部分と、少女のような天真爛漫なところを
両方持ち合わせていた。
私は彼女から沢山のことを学んだ…。

彼女と私をつないだのは
後に彼女の夫となる人だった。
二人はいつも私のすぐそばにいて
世迷い事のように夢ばかり見ていた私を
半ばあきれながら…それなりに面白がって
私に現実を諭したり、そのままでいいと放っておいてくれたりした。
その人も今はもう…この世にはいない。

最近は思いがけない別れにとまどうことが増えた。
平均寿命という不確かなものを頼りにはできないと実感する。

妹も…年齢は私とはほんの数週間しか違わない、ほぼ同じ年…。
まさか…という時期に病に倒れた。
その死は…まるで花が散るがごとく…



Rも妹も告知はなかった。
…それで良かったのか…
私たちも下手に動けずに、無為に日々を過ごしたかも…。
何かもっとできることがあったかもしれない。
…後悔のない別れなどひとつもないと
訃報に接するたびに思うけれど
何度繰り返しても別れのときは必ず後悔が残る。

レクイエムとは…「安息」という意味らしい。
死を安息ととらえるのは、そこに壮絶な人生が横たわっているから?

芥川龍之介は「人生は地獄よりも地獄的である」と書いた。
本当にそうだろうか…

人は生まれたら確実に「死」へ向かっていく。
そのことを意識した日に
私は生まれ変わったような気もする。

天国も地獄もそれぞれの心が作る。
私にはまだ知らない世界も沢山あるのだろうが…。

生きているうちは結論を持たない…
ずっとじたばたしたまま生きて行くんだ…
そう決めてきたけれど
私は知らず知らずに言葉を探している。

悲しみはいつも少し遅れてやってくる…
子供のころから、そんなときはひたすら本を読んだ。
どこかにきっと答えが見つかるような気がして…。

ふとゲーテの言葉がよみがえる。
「人は努力している間は迷う…」
…そう…迷っていてもいいんだね。
振り出しに戻ったようでもあるけれど
許されたような気にもなっている。
死と向き合うということは生きることと向き合うこと。

歌も私を助けてくれた…

1980年…まだみんな元気でキラキラしていた頃に
発売されたずいぶん前の中島みゆきさんのアルバム。
「生きていてもいいですか…」
そのなかの「エレーン」という歌を
私は何度聴いただろう…
その頃もずっと私は「詩」を書いていたけど
この「詩」に出会ったときのショックは忘れられない。

あの年齢で中島みゆきさんが見据えていた世界…の
なんと奥深いことかと…。
表現者の修羅ともいえる瀬戸際のような歌詞は今も色あせずに
そのまままっすぐに飛び込んで来る。

その後作った猫のぬいぐるみに私はひそかに「エレーン」と名付けた。

今日は外は土砂降りの雨。
時々大きな雷も聞こえる。
この時代のこの歌を重すぎると感じる人は多いかもしれない。
けれど何かに押しつぶされそうな心は
軽い頑張れソングでは慰められない。
久しぶりにユーチューブで聴いた…



ふと…今こそレクイエムが必要だと思った。
死者に捧げるのではなく
今を生きる人たちのために…。

2010.09.19 Sunday

泣きながら笑いながら…日本縦断



北海道と鹿児島…短期間で日本を縦断してきました。
空港を飛び立つと、一瞬にして異国。
風も空気もまるで違う場所に立ち
私は私のできることだけを精一杯やってきました。

夕べ遅くに帰ってきましたが
すれ違いになるかと思われた友人とギリギリセーフで
会うこともできたし…。

今は不思議なほどの静けさの中にいます。

それ以上でもないし
それ以下でもない。
やり残したこともないと…静かに思っています。

アトリエのドアを開けると
何も変わらないいつもの風景のなかに
いつも座っている椅子がいいました。
「お帰り…」

その椅子に座り
パソコンを開くと沢山のメール。
そのひとつひとつに目を通しながら
途中で文字がかすれました。

その訃報はいきなり届きました。
とても仲良しだった義理の妹の死を知らせてきました。
眠っているようにしか見えない
安らかな顔で…とてもきれいでした。

「誰にも知らせないで…」
私自身が整理つかない心の中で
準備を整えて飛行機に飛び乗り…
それからの時間は止まっていました。

鹿児島でのサイン会は、ずっと前から予定されていたこと。
告別式が終わりその足ですぐに羽田に戻り
そこから乗り継いで鹿児島に向かいました。

鹿児島は私の一番の親友が生まれて育った街。
その友人は私が40才のときに急逝。
生涯の忘れられない友です。
彼女の故郷…そう…いつか行きたかった場所。

鹿児島空港についたときから
彼女が私の少し前を笑いながら歩いていました。
「ふ〜ん…いい街で育ったんだね」
桜島はその勇壮な姿をくっきり見せてくれましたが
とても静かでした。
「今年は噴火の数が多かったのですが
今日は静かです…」

サイン会の会場は鹿児島の山形屋さん。
創業260年以上の老舗の風格を随所に残していて
故郷の方たちに愛され続けていることが
店内に一歩足を踏み入れたとたんから
無条件にダイレクトに伝わってきました。

6年ほど前にお会いした懐かしい方との再会。
昔お世話になった仕事先の方からのメッセージ。
思いがけない再会が次々と起こり…

「娘が大ファンでした…」と
夭折なさった笑顔の美しいお嬢様の写真を
泣き笑いしながら見せてくださったお母様との会話。

予定の時間よりもかなり長くなってしまって
沢山の方をお待たせしてしまいました。
ごめんなさい…そしてありがとうございます。

すべてを私の心の引き出しに
長い手紙のようにしまわせていただきました。

人は本当に笑うために…本当に沢山の涙が必要だと
改めて思った…私の日本縦断。

いつの間にか私の作ったものが
私が訪れたことのない街にも届いています。
そこからまた、様々な物語をつむいで
私の中に注ぎ込まれています。

私の描いたテキスタイルの生地で
とてもかわいいワンピースを着た小さな女の子。
そのご家族の笑顔も忘れません。

出不精な私が思いがけずに長い旅をしました。
そのなかには温かい涙も、温かい笑顔もあふれていました。
今日からまた
そのひとつひとつのシーンを描き続ける日々がはじまります。

2010.09.13 Monday

私のストレス考

また暑さがぶり返して…一筋縄ではいかない気配だけど…
なんだか気分はすっかり秋。
夜が涼しいのは助かりますね〜

温子さんはどうやってストレスを解消してるの?…と。
そんな質問を含んだ長いメールが来ました。
これはブログで答えてみようと思った。

そもそもストレスとはなんぞや??

専門的には、どうやらまだ仮説段階のようで
解明までには至っていないらしい。
…でもね。確実にストレスというイメージにぴったりの症状は
多かれ少なかれ、誰もが感じているに違いない。

プレッシャーとか、不安感とか…
色んな表現があるね〜〜。

具体的に体調が悪い所には対処することはあっても
漠然としたストレスとどう向き合うか…。

私はね。…紛らわせない…(笑)

納得いかないことや、理不尽なこと…
沢山沢山あるけど…結構あきらめない(苦笑)
抜本的なところまで突き詰めていく。
ありとあらゆる方向から検証する(笑)

それから…ゆっくり解決策を練る。

私がかなりストレスを感じるのは
散らかった部屋…。
ま、会社で一番散らかすのは私なんだけど(笑)
決して掃除好きでもきれい好きでもないけど
許容範囲を超えると…突然ぴたりと動きが止まる。
「気」の流れのようなものなのかも…。

仕事柄いつもたくさんのものに囲まれている暮らし。
毎日サンプルが届く。油断をするとすぐに段ボールの山ができる。

風が止まる。集中できない…。

いつもは全然気にならないようなことでも
仕事の内容によって…ものすごいストレスになることもある。
たとえば…日常的な音とか…
毎日やることが変わるからね。

そうそう…多分私は個室がずっと欲しかった(笑)
10年くらい叫んでいたような気もする(笑)
…ストレスって口に出すと、そのときは少し緩和されるよ。

カボ企画はとても開放的。
それは何でも筒抜け…ともいう(笑)

家の中に仕事場があるので
常に家族の気配も感じる。
それだから安心できるときもあれば
集中できなくて、イライラすることもある。
人間ってないものねだりだね(私だけかな…???…苦笑)

だから、ものを書くときはいつもヘッドホンをつけるの。

それが一番集中できる方法だったかな…。
だけどそれだと難点がある。
客観的になれなくなること。
入り込みすぎちゃうっていうか…。

まあ、それぞれにきっと色々あるんでしょう。
不安材料ってきりがないほどあるよね。
そしてそれをあおるような報道も…。

私はあまり情報に関心がない。
むしろ意識的に閉ざしているところもある。
そうじゃないと身が持たない(笑)
専門バカという言葉があるけど…たぶん私もその仲間だと思う。
興味のあることにはトコトン入れ込むけどね。

つい先日も「器用か器用じゃないか」という話が出た。
私は自分が無器用なことをよく知っている。
誰になんと言われても…(笑)
でもね。
私には得意なこともあるんだよ。
そこを思い切り活用することで、たいていのことは
許される(笑)

そういえばそのメールにはきっと抜き方を知っているんだろうな…と
書いてありました。

抜き方か…。そんなものないかも…(笑)

ストレスのない人生なんて…あるのだろうか…。

…それにストレスはどこから来るの?

たぶんね。結局ストレスは自分で生んでいるんだと思う。
自分がどこに向かっているか見えなくなったり
色んなものと比べて…自分に足りないものがあると思い込んだり。
出来ることと出来ないことの狭間でもがいたり。
理想の自分と今の自分のギャップに悩んだりして(笑)
↑…こういう時期もあったな…もちろん…今でも時々あるよ。

どこまで自分を許せるか…
それは自分をどこまで知っているか…に通じる。

今の私…かなり解放されている。
それが仕事に反映される。
出来上がったものを見ると、自分が見える。
結構いい出来だと思う…(笑)

今回のリノベーション…ともかく日頃気になっていることを
一気に解消したかった…。
その目標は達成されたし、むしろ予想以上に。

考え事をしている顔…余り見せたくないんだ(笑)
みんなに気を遣わせる。
「温子さんは今何を考えているんだろう…」
…それに気づいちゃうと、私は考えていることとは全然別な話を
延々と始める(苦笑)

私はいきなり自分を解放する。
ストレスのど真ん中にいても。

…それはね。そうしないと前に進めないから…。
抜くんじゃなくて無視するんだ…。
そこに立ち止まっていない…っていうか…

この二日間の私の思考回路…切れ切れだけど
ま、こんなとこ(笑)
書き足りないこともあるけど、同じくらい書き過ぎってとこも(笑)
参考になればいいけど、ならなくてもいい(笑)
このテーマは一筋縄じゃいかない。
今年の暑さと同じくらいだよ(笑) 

仕事の合間に、何となく
たらたらと書いてしまったけど


気がついたら丸々2日間考えてた…(笑)

たぶんこれが私の一番のストレス解消法だと思う。
トコトン考える。
脱線したりあちこち飛んだりするけど
考えながらまた新しい発見もある。
ストレスの大元は…自分自身だ。

そんなとき…自分が変わるチャンスかもしれない。
変えよう…!
私はもう、そうすることに決めた(笑)

秋の準備…今日帽子を買った。
ついでにピンクのTシャツも買っちまった!
2010.09.09 Thursday

小さな薔薇…咲く

いきなり涼しくなりましたね。

ホッとするよりも、慣れない…(苦笑)
また明日になったら、いきなり暑くなったりするんだろうか…と
かなり疑いのまなざし(苦笑)


さて…持つか持たないか…覚悟を決めて思い切り刈り込んだ薔薇。
小さいけれど今日花を咲かせた。

見れば…あちこちに沢山のつぼみ…
ホッともしたけど…したたかな…と舌を巻いた(笑)

鋭い刺を持っているので、枝の行き先は気になるところ。
芽を吹いてくれたときは、本当に嬉しかった。
大きく育てとエールも送った。



…心配は無用かもしれない…
色々と取り越し苦労は性分かな…。

人生を振り返ったりしてみる。



ふと思う…色んなこと心配して自分のことを後回しにしている
…それは逃げてたんじゃないかと…(苦笑)
ようやく片付けは一段落。

Macのメンテナンスとか…色々な段取りをしながら
夕べからまたいきなり走り出した(笑)
薔薇も咲いたことだし…?

私が走り出すのに理由なんかひとつもない。
…でもね。後から理由がついて来るって感じ。
何で夢中になっちゃうんだろう。
でもそのときはもう突入している。

私っていつも何かを追いかけて来たんだ。
心の内側は滅多に口に出さない。
現実的な仕事のときだけは、ものすごくしゃべるけど…
これは訓練と努力だと思う(笑)

ともかく黙々とやる。
今がまたそのとき。
薔薇も咲いたし…

2010.09.05 Sunday

映画三昧の日曜日です

ネットを開いたら「無料映画」のサイトがあると知る。
Gyao!…。
ラストサムライ…見たかった映画…渡辺謙とトム・クルーズ。
気になっている映画とかいっぱいあるけど
いつか…いつか…と思ってるだけ…。

…そういえば…ずいぶん長いこと映画観てないな…。

今日は日曜!…そして私は決心した!
今日は映画を観てやる!!…と(笑)

スタジオで扉を閉めて灯を暗くしてソファーに寝転ぶ。
画面はフル画面とはいかないけど
充分な大きさ。


タイトルからある程度は想像してた。
後半は観るか観ないか迷った…。
後味が悪かったらどうしよう…。
そんなはずは…決してないさ。

一歩ずつ一歩ずつ…ちょっと深呼吸しながら進む。
殺戮シーン…かなり迫力満載のがいっぱい出て来る。
私は結構そういうシーンには弱い方。

でもさすが…アメリカ映画…期待は裏切られなかった。

途中で自転車でスーパーに走り…簡単な夕食を作り
その流れで母と一緒に
NHKの大河ドラマ「坂本龍馬」を挿み

引き続き「いつか眠りにつく前に」を観る。

とても切なく美しい映画。
好きだな…。大好きだな…。
台詞のひとつひとつ…とても気が利いているし
構成もうまい!!



他には「アメリ」が気になっている。
これから観るかもしれない。


…とここまで書いて
ちょっと「アメリ」を覗いた。
こりゃ駄目だ…導入だけですでに、どっぷり「ツボ」にはまった。

これは決してスルーできないと知る。

なのでこれから「アメリ」を観ます!
皆様も素敵な日曜でしたか?
私は最高!
…これが無料で????…信じられない…(笑)

ドーナツと濃いめのカフェオレ。
手元に置いた。
まだ夜は長いのだ…。
もし良かったら、一緒に観ませんか?
 ↓ここから飛べます!!


2010.09.05 Sunday

花束とアップルタイザー


氷をグラス一杯に詰めて…冷やしたアップルタイザーを注ぎ
フレッシュレモンをたっぷり絞る…

気が遠くなるような暑さの最中に飲むと生き返るような気がします。

…このジュース。
清涼感が残る後口と…白ワインみたいだけど…ノンアルコール。
飲めない私は…なぜかちょっとほろ酔い気分になる。



数日前…素晴らしい花束が届いた。


毎朝水を取り替えて
生温い水の中に、氷を加える。
…三日目なのにますます輝いているのが嬉しい。

今日もアップルタイザーで、この花束と乾杯をした。
鶏頭やあじさい…見たことがないような色合い。
外国から運ばれて来たのかな…。

シャガールの絵みたいだ…と思う。



アップルタイザーも、南アフリカで作られている。
世界は狭くなった…。

いつもよりも少しだけ冷房を効かせてある部屋。
少しでも長く輝いていてほしいから…。


いつも花束を受け取るとき…ちょっと照れるのは何故だろう…。
なんだか花嫁さんのブーケみたいにも見えるし…(笑)

このところ忙しくてスッピンでエプロン姿で、この花束と向き合った。

…せめてちょっと化粧くらいしときゃ良かった…(笑)


人生には色々なシーンがある。
毎瞬がここ一番!と思うけれど
記録できることは少ない。
このブログが嬉しい!…沢山の人と共有できるものね。

花束を見る度に私は…あのときも…このときも…と思う。
そして…何と幸せな人生か…とも。

でもね。決して楽ではなかったかな(笑)
必死でなりふり構わず走っていた24時間マラソン…
あれを見ていると…重なる部分も多々あるんだ(笑)

そしてたぶんゴールは当分見えないとも…しみじみ思う。

リビングでいつものように母が漢字ナンクロに夢中になっている。
…そんな母から生まれ…この人に育てられた…と思う。

花束のマジックかな…何だかいつもよりも優しい気持ちになる(笑)
母の好物のいちじく…昨日スーパーで見つけた。
「ものすごくおいしいよ…」
差し出すと母がにっこり笑う。
静かに更けて行く夜…まだ暑いけど暦は「秋」

夕べは上弦の見事な月を見た。
後でまた夜空をゆっくり見上げてみようと思う。

2010.09.03 Friday

ちょっと思い出話


 20歳の頃、中野の駅前の2階に小さなシャンソン喫茶があった。店名はどうしても思い出せないのだけれど
確か「ピアフ」だったような…。
私はよくそこで、本を読んだり、ノートを広げて思いつくことを書き留める時間を過ごした。

決まって注文するのはチェリーブランデー。
全然飲めないけど(笑)…1時間くらいかけて
氷が溶けたところを…ほんの数センチ。

品の良い老夫婦が経営していた店で…細長い狭い店だったけど、明るすぎず暗すぎず…とても落ち着ける大好きな店。

そのメニューも簡素なもので
種類は少なかったけど、始めてその店の扉を開けて
メニューを開いたときから
いつも頼むものはチェリーブランデーのロックと決めていたの。

 氷の音と赤い色の飲み物…それを見ているだけで充分満たされてた。

そこからほんの3分ほどのところには
名曲喫茶「クラシック」があり…


 中野ブロードウェイの中には、行きつけのジャズ喫茶もあった。

 それぞれに音楽をキーワードにしている店。

 私はジャンルを問わずに、いろいろな店を巡り歩いた。

 喫茶店には、ほとんどひとりで出かけた。
おしゃべりは学校のキャンバスとか図書室のバルコニーとか…。
すべての店が音楽を中心に置いているので
ほとんどの人がひとりだったと思う。
…喫茶店という場所の目的が今とは全然違う。
いつから変わっていったのかしら?


当時、私はいつも家出少女のような、大きな鞄を持って歩いた。
そこには重たい本とか、辞書とか画材とかを
詰め込めるだけ詰め込み…。
今思えば確かに全財産を持って歩いていたような…(笑)

その頃の絵の具や色鉛筆…色は欠けていても
今でも持っている。
どーしても捨てられないもの…結構あるもんだね。

画材を整理していたら、そんな思い出が突然顔を出した。

新しいアトリエに今日…油彩の道具を運び込んだ。
…これでいつでも描ける。

でもね。
考えてみると、油絵って、本当に沢山の道具が必要。
カンバス、イーゼル、筆洗液、オイル、ウェスとかナイフや…
勿論相当量の絵の具や筆もあれこれ…
かなり匂いはするし仕上げまで時間も必要。
それなりのスペースもね。

パソコンで描くなら、絵の具も筆もいらない。
場所も机が一台あれば…。
…それでも油彩にこだわるのはなぜ?

明らかに自由だからだと思う。
表現が自由なの。
厚みや質感もいい。

けれど、ものすごく体力と気力が必要なんだ。
描きはじめて数日は、かなり辛い。
スクワットを百回くらいやった後のようになるの。
それでも描きたい!と思うときは、もう描きはじめているけど
突入まではもう少し時間がかかる。
こんな言い訳をしてるうちは、まだまだ…だな(苦笑)

そうそう…オルセーを見逃した…忙しかった。
ものすごく残念。
せめて図録だけでも…欲しかったなあ…。

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