Atsuko Matanoの世界 私のテキスタイル人形、制作中
まだ独身で、仕事を始める前のこと。
狭いアパートぐらしの私の部屋は
いつもおもちゃ箱をひっくり返したような
足の踏み場がないようなメチャクチャな部屋でした。
そこへまた、入れ代わり立ち代わり友人たちがやってくるので
それはもう…大変なことに(^_^;)
木綿の端切れ、絵の具、粘土、ラシャ紙、ペンキ
紙の見本帳、毛糸、スケッチブック。
コレクションのランダムな食器とか、沢山の本や雑誌etc.
そして今、私のアトリエは、あの頃のように素材の山になっています(@_@;)
でもね。あの頃と違うのは、端切れの山はすべて私のオリジナルってこと。
あの頃の私…まさか自分のデザインしたものがプリントになったり、織物になるなんて
思ってもいませんでした。
はじめてプリントになったのは、布帛のハンカチ。
そのハンカチがきっかけになって、私はワコールさんで子供のパジャマを作るようになりました。
昨年からロケーションは変わったけれど、その仕事は今も続いています。
更に20年ほど前から、婦人のパジャマや部屋着にも広がっていて
描き下ろしたテキスタイルはすでに数千点。
最近ようやく自分の仕事をまとめ始めたら、あまりの量に我ながら驚いています。
ふしぎだね。なぜかそんなタイミングで友人からメールが来て
数十年も前に一緒に作ったネズミのぬいぐるみの写真が送られてきました。
そう!そのとき、スイッチがカチッと入りました😁
せっかくのオリジナルの生地たちで、人形を作ってみようって!!!!
上の赤い水玉はエプロン用に作った生地。
下のシングルジャカードのタイトルは「Memeいちご」
この端切れはとても貴重〜💕少し大柄かなって思ったけど
人形のボディに着せてみたら意外にしっくり馴染みました♪
細部はあとから…が私流。
取り急ぎ思いつくまま、急ピッチであれこれと制作しています。
酷暑の夏、暑気払いには没頭できることを探すのが一番。
でも次々新しい「作りたい」が生まれるので、
来週からのお盆休みも制作タイムにするつもりです。
それにしても今年の酷暑はこたえますね〜。
末筆となりましたが、皆様に心から暑中お見舞い申し上げます。
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