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2011.05.17 Tuesday

THE BIG BIRD 秘話

 

私が「大きな鳥」という物語を書いたのは、今から18年も前のことです。
3才の息子のために…。
寝る前に読み聞かせをするために描いた絵本。
息子はこの本が大好きで、何度も何度もせがまれて…嬉しかったな。
つまらないものは、3ページでごろごろと部屋のなかを転がってしまうのに
この本だけは、ようやく息子のジャッジにOKが出たというか…(汗)

16年ほど前に、私はそれを元にして朗読用に書き下ろして高崎で初演。
…そして4年ほど前に、映像を変更して再演。
山本恭司さんのギターから奏でられる、カタロニア民謡の「鳥の歌」
「アヴェマリア」で構成された音楽は、本当に素晴らしくて
朗読をかぶせるのをためらったほどでした。
だから、言葉をかなり刈り込んで仕上げました。

…そして今…加筆修正を加えて…ゼロから映像を作り直して
ようやく最終バージョンができたという感じかな(笑)
今回は原作の絵本の構成に基づいて、物語として作りました。
(原作はもっともっと長いお話なんだけどね)

あの頃(18年前)…私は母親としてもまだ未熟で、育児と仕事の狭間でとても悩んでいました。
その両立は本当に難しかったです。
2才になるかならないかの息子を保育園に預けて、母や沢山の方に助けられていたけど
母親として、成長できない私を一番許せなかったのも「私」でした。

けれど眠る前の絵本の読み聞かせ…
それから、寝転がって思いつくことをだらだら話す長いおしゃべり…。
ふたりで一緒に物語を作る遊びには熱中しました(笑)
きっとみんなと同じようにできなくても、いいんだよね〜〜(苦笑)
自分の得意分野で関わっていけば…(しみじみ)

私がいきなり「恐竜がその窓の外にいるよ」と言えば
「草食だよね!お母さん!草食しか駄目だからね!」
真剣に抗議する息子は、自分でどんどん物語を作っていきました。

子供の感性の素晴らしさを知ったのは、まさにこのときです。

…そうか…この子のために絵本を描こう!
そう思いついたけど…
真夜中…なんとか仕事のめどがつくと、朝方…私は沢山の絵本を書きました。
でも難しかった〜〜。

「大きな鳥」はそのなかの一冊です。


私がこの本で息子に伝えたかったこと…それは自然に対する畏敬の念だったと思います。
当たり前にそこにあるもの…それを人は忘れがちです。
人間よりも大きなもの、目に見えないもの…大きすぎて、大きさを測れないもの…
そこにもすべて「魂」や「生命」が存在することを伝えたかったのです。

今の世の中には沢山の情報があります。
子供たちも大人と同じ情報を知らず知らずに取り込んでいます。
私はそんな現実だけを見せて、育てたくなかったかな…。

今回の震災…沢山の犠牲者が出ました。
…地震や竜巻…それは本当に自然災害なのでしょうか…
私は心の中に浮かぶ疑問を解き始めました。

「地球がもしも一頭のクジラだったら…」
そんなタイトルで新しい物語を書き始めたのです。
けれど書き進めるに従って…このコンセプトは以前にも書いたことがあるということに
気づきました。…そう…この物語のなかで…。

そして私は「大きな鳥」を「THE BIG BARD」と改題して
副題には「FOR ALL SOULS」と記しました。

その「SOUL」のなかには「地球」も含まれています。

Kyoji先生と最終の打ち合わせが終わって、私は最近手に入れたマイカメラで
Kyoji先生を撮影しました。
「あのね。シャッターが切れるまで、手は動かしちゃ駄目だよ」…とKyoji先生(笑)
「大丈夫!マイカメラなんだから…良くわかってるのよ」…と強気な私(笑)
このカメラは、自動補正してくれるすぐれものです。

…こんな会話で撮った写真とは思えないほど(自画自賛ですが)
結構いい写真が撮れました(笑)ま、モデルに助けられていますが(苦笑)

で、私はすぐその夜にポスターを制作しました。
THE BIG BARDの完成記念に…ちょーレアです。


他にもまだありますが…おいおいアップします(笑)

Kyoji先生の音楽との出会い…それには本当に必然を感じます。
ずいぶん以前からの知り合いだったけど
お互い自分の世界のなかで飛び回っていた時間が長く流れています。

もしかしたらその時間こそが、こういう「コラボ」に一番必要なことなのかも。

人はきっと、同じ山を見て、同じ山を登っています。
たぶんそのルートは違っていても…。
私たちが同じ山の途中にいることを知ったのは
一緒に作り始めたときです。

「方法は違っても、みんな一緒だね〜」
その言葉に、私も無条件に同意しました。

原稿だけを別に書いていると、ひとつの言葉を選ぶのも
歩き回って、空を仰ぐ…ようでしたが…
そこに音楽があると…言葉は自然に生まれます。

そして親バカだけど、この作品の原作の段階では
3才だった息子の、まっすぐな目が私の背中を押してくれていました。
どうぞ皆様、できれば、小さなお子さんも交えて一緒にご覧いただけたら…
本当に本望です。

そうそう今日いただいたメールで、右下のマークをクリックするとフル画面で
見られることに今日気づいた(笑)というコメントをいただきました。
まずは下をクリックしていただいて、右下のマークを押してご覧ください(笑)


コメント
感動しました。
18年前にさかのぼるのですね。
奥深い作品なのですね。
いろいろ勉強させて貰いましたし、感動します。
内容の深さや映像、音等、何回か見ますね。
正しく理解する為に、解説付きで、本当ありがとうございます。
おやすみ!
  • 2011.05.17 Tuesday 01:47
猫さんありがとうございます。

絵と言葉と音楽…そのみっつのものが出会う世界…
ようやく、イメージに近いものが少しずつできはじめて来ました。
コツコツと編集の勉強をしてきたけど
もう少し勉強したいな…。

私の息子は、3Dで人を動かしています(笑)
気が遠くなる作業です(笑)
そこは息子に任せることにして…次の作品に取りかかります!
いつもありがとう!
  • atsuko
  • 2011.05.17 Tuesday 07:48
3Dすごいなあ〜!!
先端ですね。
又作品見ますね。
  • 2011.05.17 Tuesday 23:06
猫さん…ありがと。
時代はどこに行くのやら…です。
私はアナログとデジタルの両方に関わった世代…
両方の特製を生かしてみたいです。
これから眠ります。
今日は少し遅く(笑)なっちまった。
おやすみなさい〜〜!
  • atsuko
  • 2011.05.18 Wednesday 09:40
初めまして。
第2弾もすばらしい作品で感動しました。
そして、私もモノつくりの人間として、とても刺激を受けました。

ファンのBBSで恭司さんから、
「第2弾を制作中」と伺って楽しみにしておりました。
事後報告ですが、BBSにこちらのブログのURLを掲載させていただきました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
  • みっきー
  • 2011.05.18 Wednesday 10:52
みっきーさん…コメントに感謝です!
ご覧いただけて、本当に嬉しいです!
ものつくりは、ただコツコツと…とても孤独な作業ですが
仕上がったものに慰められる現場の幸せを実感する、得難い場所だと
いつも思います。

また次々発表していきたいです。
ブログも、丸3年が過ぎました…。
石の上にも…かな…(笑)

いつも新しい夢を追いかけていたいです。
すると、現実の壁が低く見えてきます。
新しい夢…ものつくりを続けていける
それが唯一のキーワードかも。
頑張ります!エールをありがとうございます!


  • atsuko
  • 2011.05.18 Wednesday 20:28
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