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2018.03.11 Sunday

7年という歳月


 今年の寒さは7年前のあの年に似ています。
いつまで経っても凍えた風が止みませんでした。
そんなことを思いながら
ここ数日、カレンダーを何度も眺めていました。

 

安倍総理は政府主催の追悼式で、復興は着実に進展していると述べたけれど
本当にそうでしょうか…。

 

国会では昨年から引きずっている問題で
国民の政治不信は日毎に膨らむばかり。
耳障りの良い言葉を並べた文書を読み上げるだけの総理の言葉からは
何も伝わってきません。

 

 

私はこの7年の間、ずっと考えてきました。

この震災の意味について。


これほどの犠牲を払い、7年という歳月をかけても
根本的な解決策を見いだせず、人知の及ばない災害につながる原発とは?


安全神話が確実に崩壊した今でも
再稼働させないと日本の経済が破綻するという
まことしやかな理由についても。


同時に、当時10歳だった少女は17歳になり
一体何を想うのでしょうか…と。

一瞬で一番安心できるはずの居場所を失った方たちの傷みと
今なお避難生活を余儀なくされている方たちの心の行方を…。

 

まだまだ問題が山積したままになっていることを
もちろん忘れることは決してありません。
けれど自然災害は、防ぎようがないとしても
原発は紛れもなく人災です。


この未曾有の震災を起こしてしまった日本としては

隠蔽や責任回避に終始することなく

世界中にこの震災のすべての情報を公開し、共有することで

人類がこの先選ぶ理想の世界への足がかりになれば  

犠牲者の無念に応えることにつながるのでは…と
思ったりしています。

 

 

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