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2015.08.19 Wednesday

思い出の映画 セント・オブ・ウーマン

 いろいろあってどうしても、気持ちが前に向いてこない…。
どうやったらこの憂鬱から抜け出せるのかしら?

そう思いながらFBを開きました。

そしてパリに住むFBフレンドのはるみさんの記事を見ました。


セント・オブ・ウーマン。

アルパチーノのタンゴの名シーンの動画付き。




 わ、これかも!


 huluで検索してみると…ありました!!





もちろん最後まで一気に観て

ぼろぼろ泣いて…


私も踊り続けよう…と今、気持ちを新たにしています。


この映画のラストシーンをご存知ですか?

まだご覧になっていない方はぜひ。


特にボロボロの心には特効薬です♪


ありがとうはるみさん♪

ありがとうアルパチーノ♪

支えてくださったみなさまにも心からありがとう!♪


…もう大丈夫です♪

2011.08.28 Sunday

塀の中の中学校を観る

昨日…テレビを付けたら、いきなり始まったテレビドラマ。
何だかちょっと気になって録画ボタンを押しておきました。

それが「塀の中の中学校」
何の先入観もなく、最初の数分は見逃したけど…。
素晴らしかったです。


色々別の用事があったので、家族が寝静まった夜中に
ひとりでゆっくり鑑賞しました。

久々に泣きました…。

少し心が軽くなった。温かいもので満たされたというか…。

ネットで調べてみたら、この作品は平成22年度文化庁芸術祭参加作品。
そして今年の6月に「モンテカルロ・テレビ祭」で
最優秀作品賞のほかに、異例のふたつの賞を取っているドラマだという。

昨年の10月に放映されていたらしいけど、気づきませんでした。
そして、震災後3ヶ月での数々の受賞も…私の目には留まりませんでしたが
ちゃんと見たいときに、見たいものと出会えるのは、私の特技かも…(笑)

あれこれと感想を書く気にはなりません。
DVDにもなっているようなので是非ご覧ください。

人生のこと、夢のこと…生きること、死ぬこと…
いろんなものがいっぱいに散りばめられている内容の濃いドラマでした。
それに、出演者の方々…すごい役者さんばかりが揃っている贅沢なドラマ。

それにしても大滝秀治さん…元々大好きな役者さんだけど…85才…
今なお現役で、ただただ素晴らしい!感動しました!


夕べはそのまま眠ってしまいました。
なんだか久々の休日モードです。

そして今朝は
セロリときゅうりとミョウガの浅漬け
きんぴらと納豆で健康的な朝食を作って
午前中から仕事をしています。

そうそう、今日載せた写真はドラマとは一切関係がありません。
昨日の散歩のときに撮ったものです。

ネタバレかもしれないけれど、先生役のオダギリジョーさんの夢は
カメラマンになること…。
ドラマの伏線で、それがなかなか深い奥行きになっています。



昨日は何だか足下ばかりを撮影していました(笑)
でも、ちょっと散歩熱に火がついたようです。
この仕事にけりがついたら、またウォーキングを再開したいな…と思います。
2010.12.17 Friday

つゆのひとしずく(植田正治の写真世界を彷徨う)を観る

この作品に興味を持ったのは…一枚の写真からです。

俳優の佐野史郎氏が山高帽をかぶり…一点を見つめている。

けれどその目が何を見ているのか…とても気になった。

佐野史郎氏は、このとき一体誰になっていたんだろうかと…。

俳優とは何だろう…そんなことも思った一枚の写真。



Facebookで

…その写真に惹かれて…佐野さんに直接コメントを入れたのがきっかけでした。

撮影したのは安珠さんと知る。国際的モデルとして活躍後

写真家に転身なさったという、またまた不可思議な経歴の持ち主。


意識的に情報を取り込まない私は、逆な意味でアンテナに引っかかるものには

とことん興味を持つ。

これは佐野史郎氏の監督作品…。

文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品に選ばれたという

情報もネットでみつけました。

すぐにアマゾンで調べて、購入。


私は佐野史郎氏の語る小泉八雲に山本恭司氏が音楽を担当している

作品を今までに数回観ている。

本編の中には、小泉八雲のなかで使われている印象的な言葉も

多様されているという。


佐野史郎氏の小泉八雲へのこだわりは

ライブのトークからも伝わってきた。

ここを観ない訳にはいかない…。私は直感的にそう思った。



まずは何も先入観なしで観る。

それが私流。

けれど見始めてすぐに

作り方に興味を覚えた。


その作品が植田正治氏の写真から生まれたということだけは

事前に知っていた。

植田正治氏は鳥取県出身(1913~2000)世界的な評価も高い

写真家である。


その作品からイマジネーションを受けたには違いないと思うけど

切り取られた時代の断片をどう結びつけて行くのか…

それが楽しみだった。

一枚の写真から受け取るものはそれぞれに違う。

そこは絵と同じだ。


一度見終わってから、この作品の成り立ちを読み始めた。

そこには

不思議な符号があちこちに隠されている。

監督の佐野史郎氏のことを私は勝手に「媒体」であると思った。

役者という職業では、常に自分を無にする訓練ができているのだろう。

だから、作品の声が聞こえる。

作者の意図とつながることができる。


沢山の創作の魂が、この作品のなかに織り込まれて

静止画をメインに、淡々と流れて行く…。

これでもかこれでもか…と畳み込むようなテレビ番組の中では

決して感じることのできない静寂と

受け取るものの意識を目覚めさせる何かが

そこにはあった。


このDVDには本編の他に使われた写真だけを

クリックできる植田正治氏のフォトギャラリーも

一緒に入っている。

膨大な量の写真から選んだ…という佐野史郎氏は

そこにパトリック・ラフカディオ・ハーン氏(小泉八雲)の言葉の世界を

重ねて行った。


それは、ある程度は年代別とか写真集別…になっているけれど

明らかに佐野史郎氏流の美学が貫かれていると思う。

新たに付けられたサブタイトルは佐野史郎氏の手によるものなのだろうか。


「都市」と名付けられたメニューには

1932年の驚くべき日比谷や銀座がある。

「学校」と名付けられたメニュー(私はこれが一番好き)

を観ながら、写真家の目が欲しいと切望する私がいたり


「砂丘」と名付けられたメニューには

写真家の人生観を伝えてくる物語を感じた。



さて…もう一度本編に戻って再生。


今度はある程度…その写真が撮られた時代や場所も頭に入っている。

またさっき見えたと思ったものとは違うものが見え始めた。


プロローグには金子國義氏の絵が使われている。

そこここがさりげなく贅沢だ。

カメラの追い方も写真館に置いてある小道具も興味深い。


たった80年ほどの歳月が

こんなにも変化に富んだものだったとは…。

今時の時代の流れは、速いように見えても

実は…と思う。

時の迷宮に迷い込むとき、人は自分の記憶以外に

他の人の記憶も同時に体験する。


日本がまだ貧しかった時代に…人々は生き生きと

黙々と我が道を生きていた。

植田正治さんの写真から私は人間の尊厳を感じ

豊かな時代とは何だったかを思い出す。

モデルに登場する彼らは少しお茶目だったり

被写体としての役を精一杯に演じていたりする。


けれどいつの時代にも

普遍的なもの…心の在処のようなものだったり

子供たちの笑顔だったり…どこかで深い記憶に結びつくものを

見逃さないように…と集中して観る。

うん、これは絶対に色々な背景を踏まえてみると

何倍も楽しめる。


佐野史郎氏の声の持つ陰影。

奥様の石川真希氏の軽妙な台詞まわし。

俳優の世界もまた、深い奥行きに満ち満ちている。


ここでの音楽は後に衝撃的な死を遂げた加藤和彦氏。

もちろんこの作品ができた後も、誰も想像できなかったと思う。


そして、この音楽が素晴らしい…まさに私好みなの。

昭和を彷彿とさせたり

のどかなものを伝えたり

バッハのように計算され尽くし、揺らされる箇所もある。

加藤和彦さんを

フォークの代表格のように捉えていたけど

それが間違いだったことにも気づく。


ブックレットが表紙についている仕様もなかなか。

みんな色々考えるんだなあ…。


サブタイトルに書いてあった

時空を超えた物語世界の「物語世界」のところに

「サーガ」とルビがふってあった。

これも調べてみたらなかなか奥が深い。


語源は全く別だけれどこのDVDで

表現者のサガのようなものを随所に感じた。

このサガとは…それぞれの表現者の人生観に他ならない。

いくつもの魂が込められたものを

ひとつの世界でまとめるのに

36分という構成のバランスは心地よい。

絶妙な長さだと思った。


2009.11.30 Monday

ALWAYS 3丁目の夕日

 いい映画だということは評判で知っていました…。だいぶ前…2年くらい前…。
はじめてのテレビ放送を録画して…お守りのように持っていた映画…3丁目の夕日。

 ようやく観ました…。

 どうしてこんな場面で泣けるんだろう…。ここは泣くとこじゃない…みたいな場面でも泣きました。

 あえて、筋には触れません。まだご覧になっていない方は是非。特に心が弱っているときはおすすめです。人間の弱さとか温かさとかに触れると、安心します。
 一番心に残っているのは、子供の目線かな…。

 私は今「続・3丁目の夕日」のDVDをチェックしました。
また新しい週の幕開け…今年も残りわずかです。

この映画を見たら…もうひと頑張り…みたいな気になりました。
続…も楽しみです。 
2009.10.02 Friday

映画を観る「バード」伝説のジャズサックス奏者チャーリー・パーカー

 1988年のアメリカ映画。監督はクリント・イースト・ウッド。
夕べ…またBSの映画に捕まってしまいました。
この「バード」は2回目…いや、後半だけを1度観たことがあるので、正確には2回半かも。
テレビをつけた途端に、ああ、動けなくなるな…と予感して、飲み物を用意して覚悟を決めました。昨日はどうしても逃げられない締め切りがあったけど(笑)
映画は丁度はじまったばかり…時計を見ながら…まあ何とかなるさと偶然のようにも見える必然を受け取ることにしました。

映画が終わった後、ゆっくりとお風呂に入り、まずは仕事に集中。結構いいのが描けたぞ!
けれど結局貫徹。スタッフたちが出社して来て、次々と運び込まれるサンプルに囲まれ、途中3時間ほど仮眠をしましたが。何故かまだ眠くないの。内装の打ち合わせをしたり…1時間刻みのスケージュールをこなして、今やっと、夕べの映画を思い出しながら書きはじめました。

かなり重い…暗い映画だけれど、音楽に救われています。かなりのジャズ通として名高いクリント・イースト・ウッド…さすが…聴かせてくれます。
ジャズはまさに私の青春のど真ん中にあった音楽。特にチャーリー・パーカーのサックスは、その独特な世界観、卓抜したテクニックも含めて、軽快で洗練され、その後、一大ブームを起こすモダン・ジャズの先駆け。
作曲も数多く手がけています。
本来なら、ただその名声を享受する素晴らしい人生を受け取ることも出来たはずなのに、麻薬とお酒で身を持ち崩し、34才という若さで夭折してしまう短い生涯。映画の中でも常に「死」の恐怖と闘っている姿がクローズアップされています。

何にでも言えるけれど、新しいものを生む力と、それを受け入れられる時代の間には少なからず軋轢(あつれき)が見え隠れするものです。そしてその繊細さ故に傷つき、破滅型の人生に足を踏み入れてしまう人も多くいます。
コンサートをすっぽかしたり、約束の時間に遅れるなどは日常茶飯事。トラブルメーカーとして何度も演奏する資格を剥奪され、自殺未遂や、精神病院での治療、生活苦、愛娘の死など、次々と予想も出来ない困難な事態に翻弄される人生。
物語としては受け入れることが出来ても、実際にそういう人を温かく見守り、庇護できるかと言うと、なかなか難しい。
破滅型の人生を選択している人と、私も何度か出会ったことがあります。
妙に不屈の闘志を隠さなかったり、困難に出会ってもどこか楽観的。憎めないけど持論を展開されると、聞いている方は気力が萎えて行きます。

そんなチャーリー・パーカーに無償の愛を注ぐ白人女性…チャンとの出会いや結婚生活…をかなり事実に基づき描こうした真摯な姿勢は、クリント・イースト・ウッド監督によって貫かれているものですが、どうにも説明の付かないものが最後まで残っているのも、毎回観るたびに思うことです。

チャーリー・パーカーが自分の人生を削って、音楽と真摯に向き合って来たかという視点で見れば、少なくともこの映画からは、そういうものは伝わってきません。音楽が彼の身体の一部のように寄り添っていたことは確かに強く伝わってくるけれど…。

ミュージシャンと言う才能に恵まれていても、「生きる」ことには無器用なひとりの人間を通して、クリント・イースト・ウッドは何を伝えようとしたのでしょう。
「死んだ後に、必ず君は伝説になる…」
ものすごくストイックに人間としてのルールを守る道を通そうとしている友人が、つぶやく台詞は、象徴的です。

あくまでこの映画を通した感想ですが、チャーリー・パーカーを一人の人間として見ていると、それは余りにも精神的に脆弱(ぜいじゃく)で本能的な行き当たりばったりな生き方のように見えます。
「人よりも優れたものを持っているのって不幸かもしれない…」私は昔そんな一行を書いたことがあります。富や名声も、必ずしも幸せと同意語ではなく「才能」と呼ばれるものも、その才能があるが故に、周囲の思惑で思わぬ落とし穴を見せられたりします。
本当に色んなことを考えさせられる映画です。

この映画を観るたびに、私は27才で夭折したジャニス・ジョプリンの「ローズ」という映画を思い出します。
チャーリー・パーカーもジャニス・ジョプリンも二人とも大好きなミュージシャンです。
決して誰でもが持てない才能が備わっていたこの二人の天才には、何か共通するものを感じるのです。

それは私を駆り立てます。人間と言う不可思議な生き物に、いつも好奇心を刺激される私には、この二人の人生は、興味津々…それが、何度でも繰り返し観たくなる理由なのです。
私はこの二人が「アメリカ」という国で生まれ育ったことにかなり注目しています。
自由と民主主義を掲げた「アメリカ」は日本にとっても確かに「夢の果て」にある国のように映っていた時代が長く、私もその真ん中で育ちました。

子供の頃に良く見たディズニー映画や、ミュージカル。どれもこれも素晴らしい夢の世界へ連れて行ってくれるものでした。けれど同時に「アメリカ」という国が抱えている問題も映画や小説には数多く描かれています。
この二人の天才が陥った「麻薬」は、法律で規制されることはあっても、根絶やしには出来ない環境が備わっていたと思うのです。
そして一度でも関わってしまうと容易には抜けられないもの…底なし沼のような危険をはらんだ「薬物」への依存は、避けられないものだったのでしょうか…。

「この作品を全てのミュージシャンに捧げる」

クリント・イースト・ウッド氏が最後に選んだこの言葉が、いつも心に引っかかってなりません。チャーリー・パーカーのまねをして、映画の中でも「麻薬」に手を染めるミュージシャンも登場します。チャーリー・パーカーは、それを必死に止めるけれど、少なくともこの映画を観た限り、麻薬への抑止力にはなっていないと思うのです。
何度も社会的に制裁を受けても、やめられない「麻薬」の怖さを暗に匂わせてはいるものの伝説的な人間の勲章のようにも見えるのは私だけでしょうか…。

どんなに素晴らしい才能を持っていても、人間とは弱いものです。数々の誘惑や困難も、どんな人にも訪れます。それを乗り越えてこそ、もっともっと新しい表現への道が輝いてくると信じたいのです。
時代は大きく今また変わろうとしています。
最後のスーパースターと呼ばれたマイケル・ジャクソンの死も、様々な問題を投げかけています。「才能とは?」「人生とは?」「人間とは?」「幸せとは?」
たぶんこの答えは一生かかっても、わからないものかもしれません。

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