Atsuko Matanoのものづくり 僕がついてる
随分前に、使い古した靴下で作った黒猫。
いつも目が合うと、「僕がついてる」と励ましてくれる。
大きく顔を描いたバッグは
会う人みんなが「かわいい!」と叫んでくれる。
ほとんど毎日何かを作っていて
どんどん増えていくものたち。
そして、私には断捨離という言葉はない…とまたしても思う(^_^;)
追記;FBやインスタでアップしたら、
靴下で作るぬいぐるみの問い合わせがありました。
私はずっと前に、通りががった作品展で
ソックスで作ったぬいぐるみを見たのがきっかけでしたが
布から作るぬいぐるみよりも簡単です。
どうぞ皆様おウチ時間を楽しんで、作ってみてください。
「ソックモンキー」で検索すると作り方も出ています。
これはネット情報ですが 「ソックモンキーは靴下で作られたぬいぐるみのことです。
発祥はアメリカ。 貧しくて孫にプレゼントを買えなかった女性が、
靴下でサルのぬいぐるみを手作りしたことから生まれたものだそうです」
Atsuko Matano ゆるうさのバスタイム
お湯は少し熱めに。
カラスの行水は卒業しなきゃね。
急いでいないのに、急いじゃう。
そういうことを
この「ゆるうさ」と目があうと
頭の中でしゃべってる。
毎年新しいタオルを作っているけど
今年は「ゆるうさ」とバスタイムを過ごそうと決めた。
コロナで今までと違う時間の隙間ができたので
煮込み料理を作ったり
ずっとそのままにしていた引き出しの整理とかできたけど。
その時間からまた新しく生まれてくるものたちは
どれも私に「ここにいるよ」と伝えてくる。
作っているつもりでいるけど
やっぱり生まれているんだと思う。
新しい命はいつだって、私を元気にするパワーに満ちている。
そんな気持ちがあなたにも届くといいな…。
Atsuko Matanoのものつくり 輸入差し止め
台風から秋雨前線の雨模様が続いていますが
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
いよいよ大好きな秋です♪
つい昨日はテラスにシオカラトンボが顔を見せてくれました。
四季咲きのミニバラや、金柑の実も日々太ってきて
年明けからの長い時間の緊張を少しほぐしてくれています。
でもね。過ごしやすい気温になって
どっとお疲れが出た方も多いのではないでしょうか?
私も両方かな?
さて、今日はちょっと途方に暮れてる子猫たちからのお話。
思えば皆様に支えていただいて、おかげさまで40年。
様々な素材を使い、自分のイメージを追いかけて
それを形にできる幸せを伝えたくて、夢中で過ごしてきたけれど…。
でもね。その間、ずっと悩まされ続けてきたことがあります。
それは、信じられないほどのコピー商品の山。
それは国内に限らず、海外でも生産されて、続々と日本に入ってきています。
実はつい最近、財務省のホームページに
輸入差し止めになった私のガーゼタオルのコピー品が掲載されました。
https://www.mof.go.jp/customs_tariff/trade/safe_society/chiteki/cy2020_1/20200911a.htm
↓こちらは長崎税関のホームページです。
税関のHPの写真は少ないけれど、他にも沢山の種類が出回っていて
その悪質度には、言葉を失います。
↓この写真に写っているのは、全部にせものです(T_T)
実はこれもまだ氷山の一角(T_T)
他にもバッグやポーチを中心に
寝具からメガネケースやスリッパなど生活雑貨が数え切れないほどです。
更に悪質なものは、ほんの少しだけ、たとえば猫のひげを数本足したりしたものとか。
いきなり全然楽しくない話でごめんなさい。
こちらのサイトでは、秋の新作もご覧いただけるのでぜひクリックしてください♪
これからも皆様に楽しんでいただけるものを
いっぱい作っていきたいと思っています。
輸入差し止めとは〜(税関HPより)
「知的財産のうち、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権及び育成者権を有する者
または不正競争差止請求権者が、自己の権利を侵害すると認める貨物が輸入されようとする場合に、
税関長に対し、当該貨物の輸入を差し止め、認定手続を執る制度です」
Atsuko Matanoの世界 私のテキスタイル人形、制作中
まだ独身で、仕事を始める前のこと。
狭いアパートぐらしの私の部屋は
いつもおもちゃ箱をひっくり返したような
足の踏み場がないようなメチャクチャな部屋でした。
そこへまた、入れ代わり立ち代わり友人たちがやってくるので
それはもう…大変なことに(^_^;)
木綿の端切れ、絵の具、粘土、ラシャ紙、ペンキ
紙の見本帳、毛糸、スケッチブック。
コレクションのランダムな食器とか、沢山の本や雑誌etc.
そして今、私のアトリエは、あの頃のように素材の山になっています(@_@;)
でもね。あの頃と違うのは、端切れの山はすべて私のオリジナルってこと。
あの頃の私…まさか自分のデザインしたものがプリントになったり、織物になるなんて
思ってもいませんでした。
はじめてプリントになったのは、布帛のハンカチ。
そのハンカチがきっかけになって、私はワコールさんで子供のパジャマを作るようになりました。
昨年からロケーションは変わったけれど、その仕事は今も続いています。
更に20年ほど前から、婦人のパジャマや部屋着にも広がっていて
描き下ろしたテキスタイルはすでに数千点。
最近ようやく自分の仕事をまとめ始めたら、あまりの量に我ながら驚いています。
ふしぎだね。なぜかそんなタイミングで友人からメールが来て
数十年も前に一緒に作ったネズミのぬいぐるみの写真が送られてきました。
そう!そのとき、スイッチがカチッと入りました😁
せっかくのオリジナルの生地たちで、人形を作ってみようって!!!!
上の赤い水玉はエプロン用に作った生地。
下のシングルジャカードのタイトルは「Memeいちご」
この端切れはとても貴重〜💕少し大柄かなって思ったけど
人形のボディに着せてみたら意外にしっくり馴染みました♪
細部はあとから…が私流。
取り急ぎ思いつくまま、急ピッチであれこれと制作しています。
酷暑の夏、暑気払いには没頭できることを探すのが一番。
でも次々新しい「作りたい」が生まれるので、
来週からのお盆休みも制作タイムにするつもりです。
それにしても今年の酷暑はこたえますね〜。
末筆となりましたが、皆様に心から暑中お見舞い申し上げます。
Atsuko Matano Gallery 自由が丘店の閉店のお知らせ
昨日まで何事もないように見えていた庭の隅に
大型のGWが過ぎ、通年よりも遅れ気味だった花たちが
長い間沢山の方にご来店をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
このGWにも沢山のお問い合わせを頂いており
写真は先日渋谷のヒカリエで開催された西川株式会社の展示会です。
2019元旦 夢をつなぐ幸せなタオルのこと
あけましておめでとうございます。
急に寒くなりましたが快晴に恵まれた穏やかな元旦です。
けれど乾燥が半端ではないので、みなさまが
体調を崩していないか心配しています。
おかげさまで私は元気です♪
新しいタオルがクロゼットに積んである…
それを見るたびに幸せな気持ちになる。
…そんなタオルを作りたいという想いを込めて
ずいぶん長い間
一枚一枚愛しんで、ひたむきに作って参りました。
そんな私を支えてくださっている皆様に
ただただ心より御礼を申し上げます。
今日の写真は今月から続々と発売される新作のタオルです。
昨年は半期ほど新作発表が滞りまして
沢山の方たちからお問い合わせを頂いておりましたが
ようやく準備が整いました。
実は契約終了に伴い、タオル美術館、小原株式会社でのタオル及び雑貨の販売は
昨年2018年12月をもって終了させていただきました。
そして今後は西川産業株式会社様から、寝具やインテリア用品にタオルを含んだ新たな展開が始まります。
今までとは違うロケーションになりますが、随時ら・むりーずのサイトやインスタグラムでも情報をアップしていきますので
よろしくお願いいたします。
なおタオルハンカチは、川辺株式会社様と生産背景を変更して
新たなものつくりを発信していきます。
もちろん全てというわけにはいかないのだけれど
基本的に私は日本でのものつくりをもっともっと活性化したいと考えています。
微力ですが、今の私が向かおうとしている答えはそこにあると思ったりするのです。
サンプルが出来上がってくるたびに、日本のクオリティの素晴らしさに驚かされます。
振り返ると昨年は原点に戻り、ひたすら制作と向き合っていた日々でした。
ものつくりはソフトとハードのバランスがとても大事です。
けれど新たなドアを開けてチャレンジしてみれば、まだまだ学ぶことばかり。
でもそれが何より楽しかったりもするのです。
本当に旧年中は沢山の方たちにご心配もいただき
いっぱい支えていただきました。
私は今後共、ずっと同じ椅子に座り、同じ歌を聞いている暮らしを選んでいます。
何かができるとは思わないけど、まだあきらめずに
心が探している場所へとまっすぐに歩いていきます。
こんな私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
そうそう、本日ここでご紹介したタオルはほんの一部ですよ。
↓様々な情報を発信しています。時々チェックしていただけると幸甚に存じます。
私のタオルアート
一面に咲くレンゲ畑
吹き渡る風
自分の背丈よりも高い麦
子供の頃に見た風景は
深い記憶の中で何度も再現されて
微動だにしない一枚の絵になる。
それが私の原点。
いつもはめっきり商業的な現場に立ち続けている私は
ときどきこっそりとそこを抜け出して
ただぼんやりと記憶の中の風景を見ている。
便宜的にタオルアートと書いたけれど、実は私の中には、アートという定義がない。
タオル美術館の記事では、びっくりするほどのアクセスをいただきました。
ありがとうございます。
世界初のタオル美術館のために不眠不休で作った作品は
どれも思い出深いものばかり。
タオルという素材をメインにした作品をご覧になったことがない方のために
手元の資料から少しご覧いただければと思い、本日アップいたしました。
いよいよ展示終了まで1週間を切りましたが
その後私の手元には、350点余の作品が東京に戻ってきます。
そして今までご来場いただいたくさんの皆様に心から感謝申し上げます。