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2015.08.31 Monday

2015年8月30日

スクリーンショット 2015-08-31 5.45.17のコピー.png

 自民党が安全保障関連法案の可決を9月11日にも、遅くても14日には…
というニュースが飛び交う中
反対を叫ぶ国民のデモは激しさを増しています。
私は結局眠れないまま
国会前のデモに関してのニュースを、ネットで探し回っていました。

それにしてもテレビのニュースではリアルタイムの報道が
まったく見られなかったのが不思議。

政治もメディアも、権力を持つものは時として
知らぬ間に別の方向へと流されます。
より大きな力を持つものの手によって。

今の安倍政権も、アメリカでの公約を守るために
日本の魂を売り渡そうとしています。
そして悲しいかな自公で過半数を握っている今の国会では
どんな声も無視して、ごく少数の思い込みで法案が可決できる状況です。

私も政治に無関心だった時期が長くあります。
今は猛省している日々です。

2015-08-31 5.43.15のコピー.png

そして全国的に反対運動が加速する中
もしもこの法案を通したら、日本はどうなるのでしょうか。

たぶんしばらくの間は軋轢を避ける方向が優先されると思います。
しかし、この法案がいきなり牙を剥き
その本性を現した時には、すでに誰も止められなくなっていきます。

自民党ではこの先自衛官だけでは足りないとみなして
企業に就職した段階で自衛隊に2年間入隊させる制度を
すでに2013年から検討していて
それは今、決してありえないと否定している安倍総理の「徴兵制」とは
別のものとしてのシナリオが出来上がっているようです。

「これからの戦争は訓練なしでは対応できないから、徴兵制で
ただむやみに若者を戦場に送り込むことはない」という安倍総理の答弁の裏側には
2年間の訓練というのが念頭にあるのだと思うとつじつまが合うのです。

そして戦闘ができるように訓練された若者たちは、自国を守るのではなく
他国のために出かけていくのです。
安保法案に賛成派の方たちが掲げているスローガンとも
まるで違う方向に向かっていくと思うのは私だけではないでしょう。

たぶん国民が感じている不安の大元には、とても姑息な裏が垣間見えます。

スクリーンショット 2015-08-31 5.43.46のコピー.png

未曾有の高齢化社会に突入している日本から
さらに若い人たちの姿が消えていき
世の中はどんどん刹那的になっていきます。

考えれば考えるほど
戦争が産業になっている国と肩を並べることに野心を持つ総理はいりません。

どうやら自民党の総裁選では無投票で安倍総理の続投と報じられていますが
正直、国民からの指示もなく後に引けない裸の王様ができるのは
厚顔無恥で、知性、品格とは縁のない
安倍総理以外は考えられないからだと思っています。

そして国民は総理にもっと説明をして欲しいのではありません。
訳のわからない答弁で国民を愚弄する時間は無駄です。
ちゃんとした説明のできない総理に、ノーを突きつけているのです。

スクリーンショット 2015-08-31 5.44.40のコピー.png

このブログが私のデモです。

30年以上昼夜逆転の暮らしで、人波に出ることがない私は
デモに参加できないことを大変申し訳なく思っています。
けれど心はずっと、皆様と一緒に国会の前を歩いておりました。

今日の絵は4年ほど前に書き下ろしたライブ用の脚本
「今様伝説」に書き下ろした挿画です。
同時に朗読ライブ用に描いた物語「鬼」のリンクも貼っておきます。

クリックしていただければはじまります。
よかったらぜひご覧くださいませ。

私の願いは、ただこの国の恒久の平和のみです。

2015.07.07 Tuesday

続・それに気づいてしまいました

マイネバーランド03_4_2.jpg

 以前、このブログに書いた記事の続編を書きたくて
検索をしてみました。
そしてびっくり!!…鳥肌が立ちました。
何故って、公開した日付を見たら、まさにちょうど一年前の今日だったのです。

何だか不可思議なものに背中を押されているような気がして
私はさっきから、ブログを書き始めています。

さて、ご承知の通り福島原発の状況は今もなお、かなり深刻です。
子供たちの健康被害も次々報告されていて、高濃度汚染水は大量に海に流出、
その汚染水は東京湾に流れ込んでいるというのに
なぜか政府は集団的自衛権の行使も含まれた
「安保関連法案」の衆院での強行採決に持ち込むことに躍起。

一体なんなんでしょうね。

安倍総理の取って付けたような子供じみた説明にはまったく納得できません。
本質を露呈しないように、ただ採決を目的にしている言葉の選び方は
国民に対して詭弁を弄しているようにしか思えないのです。

そして「安保法制」に逆風が吹きはじめると
イメージを変えるために「平和安全法制」と名前を変更しています。
こんな大事な局面にただただ混乱を招くような「イメージ」を優先しようとする
幼稚な作為にもハテナマークです。


この1年で一体何が変わったのでしょう。

一番喜ぶべきことは、安倍政権に「ノー!」という人たちが増えたこと。

すでにこの法案に反対する国民は過半数以上。


自民党を「支持しない」という人たちが「支持する」人を越えました。


それでも安倍政権は国会での数の力で強行採決を断行する姿勢を崩していません。


先日の国会で憲法学者さんたちがこぞって違憲と発言したにもかかわらず…です。


一体何故、そこまで急ぐ必要があるのでしょうか。


↓私はここでの福田元首相の発言は、本質を突いていると思っています。


きっとみんなが感じている不安巻や問題点は
「安保法制」が他国からの指示ではないかということ。

私も安倍総理の発言に一貫性のある日本国としての主体性を
どうしても感じられないのです。

安倍総理は、自分の信念というよりも
上司に仕える律儀なサラリーマンのように思えて仕方がありません。

それに、平和な時代を長く過ごした生え抜きの安倍総理の口から
あからさまに、ことさら近隣諸国からの攻撃を想定する発言が飛び出すことにも
違和感が残ります。
確かに近隣の国々の動きには不安材料もありますが、
そうであればあるほど、慎重な対応こそが総理に求められることではないのでしょうか。

戦後70年。私たちには大きな犠牲を払った上でこそ成立した
憲法第9条と言う宝物があります。
敗戦後、戦争放棄をして、長い時間をかけて
平和主義国家ということを世界中に宣言して来たのです。

その立場こそが諸国との外交を平和的に解決する手段にはなるはずなのに
今の日本の立ち位置はどこかがおかしいと感じています。

マイネバーランド03_4_2_2_2.jpg

確かに世界ではまだまだ戦争の種は尽きません。
テロも過激さを増しています。
その脅威から逃れるために、目には目、歯には歯をという選択肢を選ぶとしたら
平和とはほど遠い、戦争の火種となる、憎しみや悲しみのスパイラルの中に
日本も巻き込まれるということです。

それを「あり得ない」と一笑する安倍総理と国民が持つ不安感は
水と油。
国を守り、国民を守るために安保法案を強行採決をすると
声高に主張する安倍政権への不信は、すでにはっきりと数字に現れています。
なんとか国民の声が安倍政権の暴走を食い止める抑止力になればと
私は心から願うものです。

そして、本来の日本がたどるべき道を、もう一度見直して頂きたいと
心から切望しています。

2015.04.30 Thursday

心からの祈りを込めて

祈り_3.jpg

 4月25日、ネパールの首都カトマンズを直撃した地震5日目。
依然被災地は深刻な状況が続いています。

もしかしたらこの地震は
私の想像を越えているかもしれない…。
私は何故か第一報から、そんな気持ちに襲われていました。

予感通り、余震も頻発。
今も被害の全容が見えないままです。

そして伝えられている写真やニュースで、
改めて多くのかけがえのない命や、素晴らしい文化遺産が一瞬にして
失われてしまったことを目の当たりにして深い悲しみを感じています。

刻々と変わる情報。
もちろん私の頭の中では、まだ記憶に新しい3.11が重なっています。

まさか…という想いだけで過ごしていた日々。
当時の強い不安と焦燥感も再び思い出しています。

祈り_5.jpg

世界中で今一体何が起こっているのでしょう。

確かなことは、地球が大きな変化の時期を迎えていること。

そして離れた場所で起こっているように見える災害でも

すべてつながっているということ。


様々な想いが交錯していますが

私はこういう記事を書こうとするとき

いつも自身の無力感と、被災地の方たちの気持ちに寄り添えるかと

自問自答を繰り返します。


日頃の備え、政治への関心、国と言う境界、地球規模の思考

価値観や異文化への理解…どの切り口をとっても

私自身の未熟さと向き合うばかりで、どうにも追いつけず

悶々とするばかりです。


それにしても最終的には、必ずと言ってもいいほど

その被害を拡大してしまう理由が、自然災害ではなく

人災になってしまうのは、仕方がないことなのでしょうか…。

今回も政情不安、政党の対立が表面化しています。


祈り_2_2.jpg


被災地では水も食料も滞っていると伝わっています。

衛生面も心配です。更なる被害へと拡大しないように祈ります。

救援物資が一刻も早く届きますように祈ります。


そして私は巨大地震が起こるたびに

いつか、せめて5分前に…否2分前にでも

地震予知ができればと切望しています。

もしそれが実現したとしたら、被害は大幅に減るに違いありません。


2015.03.11 Wednesday

4年


 私の人生ではじめて経験した東京で震度5強の地震。

それだけでもパニックになるのは十分だったのに

まさか津波があれほどまでに恐ろしいものとは…


心を凍らせたまま、引き続き加速して行った原発事故のニュース。

冷却さえうまくいけば、打つ手があると

祈りながら過ごした日々。

決して忘れられない3月11日がまためぐってきました。


あれから4年か…まだまだ鮮明な記憶で

そんなに時間が経っているなんて、信じられない気持ちでいっぱいです。


当時の真実は今も、小出しにときどき顔を出していますが

責任の所在が曖昧な部分もあり

政府の復興支援も、東電の誠意もまだまだだと思うたびに

被災地の方たちの長い長い道のりも同時に思います。


そして4年と言う歳月で確実なことは、

この震災ですべての安全神話がひっくり返ったこと。

特に原発がひとたび暴走すれば

人類は無力であるということが露呈した日々でもあります。


…もちろんこの間にできることは手を尽くしたに違いありません。

世界中から、たくさんの知恵も集められたに違いありません。


けれど現在もなお、高濃度の汚染水は海に流れ込んでいて

それを止める術もなく

タンクもなす術もなく増え続け

問題はまだ何も解決されないまま

政権は交代し、都合の悪いことは過去のせいにして

事態は深刻なままです。


あれから一体何が変わったのでしょう。



一番変わったのはニュースで取り上げることが

極端に減ったこと。

とても重要な記事も、小さく扱われていること。


政権の交代も被災地の方たちに対して
決して際立って良い方向に動いたようには思えませんでした。

むしろ、安倍政権は足下を固めるよりも
国際社会における立場を主張したいあまりに
大袈裟なパフォーマンスや諸外国に向かっている政策が目立つのみだし
そこから派生している基本発想は、大きく軸をずらしています。

国会は今も平和ぼけの時代と同じで、揚げ足取りに熱中していて
ゴシップ記事が専門の週刊誌を眺めているみたい。

どーしよー。どうぞご容赦くださいませ。
書き始めたら止まりません。



けれど私はただ批判のみを繰り返す気はありません。
私こそが当事者だということも、同時に思い出しています。

政治は男に任せておけばいい…そんなふうに言い切っていた若い頃の私。
高度成長期には、「国」を意識することもありませんでした。

得難い平和な日々の中で、ふと気づいたら政治家は、票を取るのが一番の仕事になり
政策は二の次で、なるべく多くメディアに顔を出したほうが勝ち。
そして国民は、政治に無関心で投票率は下がる一方。
もしかしたら平和のありがたさに麻痺してきたかもしれませんね。

それらを私は、自分のこととして認めて
謙虚に反省しなくてはならないと思っています。

まだまだ3月11日は
4年が過ぎても止まっています。
けれどこの日は、もしかしたら永遠に止まったままかもしれないと
思ったりします。

多くの犠牲者を出したこの震災から学んだことは
自然に畏怖の念を抱くこと。

そして原発の底知れぬ威力は、
今の人類では、決して抑えることができないという事実を
明確に伝えています。
それにしてもこの状況下で原発推進派がいることは驚きです。

最後に、この震災で犠牲になった方たちに
心からお祈り申し上げます。

どうぞ安らかにお眠りください。
そして私たちの行方を照らす光となって
大空から見守っていてください。

合掌


2014.12.31 Wednesday

2014年大晦日に

IMGP7643.JPG

 気がつけば10月から更新していないブログ…。
どうぞ皆様、便りのないのは無事の証拠とご理解ください♪
そしてぎりぎりになっちゃったけど本年も、本当にお世話になりました。
心より御礼申し上げます。

おかげさまで2014年も激動の年。
だからこそ、穏やかな年の瀬を迎えることが出来ました。
不思議なものです。

写真は、毎年暮れに開催するライセンシーの方たちとの
懇親会を兼ねた、私のバースデーパーティ♪
みなさんに盛り上げて頂いて、今年も楽しい時間を過ごしました。
1年間本当にありがとう&おつかれさまでした〜〜♪

振り返れば、あちこちに大きな節目がついている今年。
私のエージェントの「タオル美術館」さんが
パリに「ATSUKO MATANO」のショップをオープン。
仕事も確実にその根を伸ばして、広がっています。

そして来年の1月はすでに4回目となるパリのメゾン・エ・オブジェ、
2月にはドイツで開催されるヨーロッパ最大のメッセ
「アンビエンテ」にも出展が決まりました。

なんて幸せ者なんでしょう…。
小さな雑貨メーカーをはじめたのは、ずいぶん前のことだけど
沢山の方たちに支えられて、今もまだその仕事のすべてが、今日に続いています♪

けれど願わくば「時間よ止まれ〜」です。
本当に日々、矢のように過ぎて行きます。

年間沢山のものを作るけど
実はひとつをトコトン丁寧に♪…それが私のやり方。
時間はかかるだけかける〜〜それもいつものこと♪(苦笑)

でも、今日はすでにお雑煮も仕込んだし、お祝い膳の用意も全部済みました(笑)
年内に出来ることは終了〜〜♪

そうそうこれはFBで誕生日メッセージのお礼にと発表した
最新動画『ACTOR2014」です。
良かったら是非一番下のURLをクリックしてごらん下さい♪

皆様もどうぞ良いお年を!!





2014.07.07 Monday

それに気づいてしまいました


 自分の国が信じられない…という気持ち
3.11…福島の原発事故ではじめて知りました。

「絶対嘘をついている…もしくは無知」
刻々と流れる政府からの情報に対して
どうしても懐疑心が払拭できなかったあの日。

だけど…まだあの頃は国民の大多数は
この国を、この国の政治を…信じていたと思います。

私も自分の直感的な想いとは裏腹に

…私の懐疑心に応えて

「あり得ない」「ここは日本だよ」「日本の技術は世界一だよ」

そんな言葉を信じたい!…と思っていました。


それからすでに3年が過ぎ…政府の嘘は次々暴かれたかのように見えるけど
実際は、氷山の一角…まだ、かなりの部分が闇の中です。

メディアの取り上げ方にも、得体の知れない何かが働き
明らかに情報操作が行われていることも露呈しているし
まだその全容への入り口がぼんやり提示されているだけ。

何を信じたら良いのか、心は彷徨うばかりです。

一番はっきりわかっているのは
人類はこのエネルギーを管理も統制もできないということ。

けれど、かなり多くの国民が原発ゼロを望んでも
なぜ政府は、原発を推進して行く構えを打ち出してくるのでしょう。

たとえそれに利害が絡んでいるとしても、それを理由にはできないから
嘘の上塗りのような状態が、厚い雲のように垂れ込めています。

その雲の下に私たちはいます。
そして、どんな嵐がきても、政府は守ってくれません。
それに気づいてしまいました。


特定秘密保護法の強行採決は、去年の暮れのことでしたね…

そして再び今…集団的自衛権の容認

どうしようもない胸騒ぎを抱えている方が
今、日本中に沢山います。
私もずっとその想いから逃れられずにいます。

戦後の日本が自戒も込めて守り抜いて来た平和憲法が、
ごく少人数の政治家たちによって
覆されようとしています。

時代の変化や価値観の変化
それに対応することが必要だと唱えているけれど

どんなに時代が変わっても、たとえ、私たちの国に戦争が仕掛けられたとしても
私たちは戦争をしません。

この憲法9条だけは、
この日本の魂だけはなんとしても守りたいものでしたが…

あっけないほど簡単に短期間で閣議決定に持ち込まれてしまいました。

本当にこれでいいのでしょうか…。


私はとても悲しんでいます。憤りももちろん。

これからの私たちは、自分たちの意志とはまったく別の思惑で
人生の道筋を決められてしまうかもしれません。

なぜ安倍政権は国民の声をまったく無視しているのでしょう。

それよりも、今回の閣議決定を受けた安倍総理の発言…
総理がもしも、これを本気でおっしゃっているとしたら
国民と総理の間の認識の違いは半端ではありません。

●「いかなる事態にあっても国民の命と平和な暮らしは守り抜いていく」
●「日米同盟が強化され、抑止力が高まる」
●「戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」

もし本当にこの認識で、憲法9条の解釈に触れたのだとしたら
総理の理解力を疑います。

嘘か、無知か…もちろん裏はあるでしょう…あの日の懐疑心と同じものが
今また、どうしても払拭できずにいます。

日本の空に黒い厚い雲が垂れ込めています。
そしてどんなひどい嵐が来ても
政府は国民を守ってくれません。

私たちはそれに気づいてしまいました。

2014.03.11 Tuesday

あなたにHappy Birthday!!を伝えたい! 震災から3年

 ねことソファー.jpg

 このところ私は、寸暇を惜しんで、なぜか熱心にバースデーカードを作っています。
Facebookには、友だちの誕生日を知らせてくれる機能があって
ほとんど毎日、だれかの誕生日がやってくるの。

それまでもタブローやイラストに言葉を添えて
色々作ってきたけれど、ある日
デンマークに住むMegumiさんの誕生日のお知らせを見つけて
ふっと思い立って、パソコンのペンを持ちました。

手前味噌だけど、それが肩の力が抜けていて
ちょっと楽しいカードになったの。

↓それがこれ☆

Megumi.jpg

メールに押されて、最近はあまりステーショナリーを作らなくなったけど
私は今までに、とても沢山のカードを描いてきたし
…もしかしたら、これは一石二鳥かも(笑)

妖精HBDC.jpg

みんなにも楽しんでいただけるし
私も楽しい♪〜〜♪

クリエーターの血は、おおいに騒ぎ
腕は鳴る鳴る〜〜♪

ペンを動かしているのは日常的なので、未発表のイラストも増える一方。
そのなかから友だちのイメージに合わせて、カードに仕立てる作業も楽しい♪

HBD.jpg

 それにいくつになっても、やっぱり誕生日ってワクワクするしね♪
 猫好きな人が多いので、こんなカードも↓♪

猫.jpg

 そして私はこのカードを描き進めていくうちに

同じ時代に生まれて、同じ時代を生きていて

そこで出会えたことに、特別な意味があると感じたりします。


 一生のうちで、出会える人にも限りがあるし

みんなが同じ時代の証言者として、ここにいるんだみたいなことも含めて。


あの日から3年。
未曾有の東日本大震災。

今もまだ、それぞれの心に刻まれた爪痕は消えずに
心と身体の奥には、凍えたものが残っています。

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私は、夕べFacebookのカバー写真を
スタッフをモデルにして描いた、母子像に替えました。

荒いけど、前向きな絵に仕上がっていると思うのです。

コメントには3年前と同じに「To hope」と添えました。

love02.jpg

これからもまた大変なことは起こるでしょう。

…けれど、何が起ころうと
自分にできることと精一杯に向き合いながら
「生まれてきてよかった!」と、言い続けていたいな。

そして同時に私はあなたに

Happy Birthday! を伝えたい…。


あなたに会えてよかった!

どうぞあなたらしく輝いて

最高のお誕生日を!…と。


バースデーカード作り…もしかしたら

私のライフワークのひとつになるかも…


今はそんな予感もあります♪


花かご.jpg


2013.07.25 Thursday

9月のパリ


 このイラストのタイトルは
「本当の私をあなたはまだ知らない」…というの(笑)
言葉から絵を描くこともあるし
絵を描いた後で、言葉が浮かぶこともあります。

これはどっちだったかなあ…数年前なので忘れちゃったけど
たぶん絵が先〜〜♪


☆ところで、どーしよーもなく
追われまくっています〜〜ごめん、ご無沙汰ばかりですが
今ようやく〜〜9月のパリが見え始めたとこ♪

かなりの準備期間が必要でしたが、とっても楽しくて
個性的なディスプレイも見えてきました〜♪

この9月にまた「メゾン エ オブジェ」に出品します〜〜♪
新作は、かなり多品種が目白押し〜〜♥

 数々の専門メーカーさんと契約させて頂くようになってから
すでに20年…毎日が勉強の日々だったけど
そのかいあって、今は海外への扉も開いています♪

ずっとオリジナルと向き合い続けて
自分の内側ばかりと対話してきた人生だけど
それを説明しなくても
作ったものたちが自然に伝えてくれて、いつの間にか広がっています。

本当に皆様のおかげです!いつもありがとうございます(ぺこり)

ところで、今回のメゾンは前回の2倍以上のスペースなの。
ひたすら一目散で脇目も振らずに
新しい企画を準備しました。
楽しみだなあ…。

実はこれからサンプルが出来るものもあったりして
この忙しさはまだまだ当分続きますが
頑張るね〜〜♪

猛暑から一転、涼しい風が吹いたり
ゲリラ豪雨とか、戻り梅雨とか…色々あるけど
皆様体調管理にくれぐれもお気をつけて…。

選挙の話や、原発のことも心の中には詰まっています。
だけどね。
取り急ぎ、今は私は私の得意分野で走ります。
早く見せた〜〜いです♪
本当の私を〜〜(笑)


2013.07.14 Sunday

高田せい子さんと私

 「吉祥寺のトムズボックスで個展を開催中」…
懐かしい高田せい子さんから、はがきが届いた。

写真の日付は5月25日…すでに1ヶ月以上も経っているけど(汗)
ようやくブログにアップできそう…。

ごめんなさい。いろんなこと…少し遅れ気味ですが
ちょっと集中していることが色々♪

毎日が本当に矢のように過ぎていきます。
…それにしても、暑いですね…みなさんちゃんと眠れていますか?


「何年振りかなあ…」
結局高田さんに、私のアトリエまでご足労をお願いしてしまった。
休日の繁華街…ごめん、モードチェンジができそうもないと私は思い込んでいて
とりあえず、そう遠くない場所なので
目の前のタクシーに飛び乗っていただいたの。

目印の交差点で、私たちは再会〜〜♪
一瞬であの頃と同じ空気になる。
ふふ…モードチェンジどころか、瞬間でタイムスリップ♪
「変わらないね〜」

そうそう、私たちは同時期に子どもを産んだので、年月は子どもの年で数えるのが
一番わかりやすい。

「…確かまだ息子が5、6才のときに、青山で個展だったよね」
「…ってことは、あれから18年くらい経っているってこと!…」

…そんなに歳月が流れたなんて、微塵も感じないけど…

高田せい子さん…少し浮世離れをしたようなところがとっても
チャーミングで…彼女が作った独特な、まあるい世界で暮らしている絵本作家さん。

ご主人の郷里、盛岡に移住したのは、妊娠していたときだったっけ?
レトロ雑貨屋さん「巴倫堂」の経営者でもある。

「お店があるので、上京しても、なかなかゆっくりしていられないの」
…とゆっくり話しながら…私たちは、それぞれの時間をぽつりぽつりと
話していた…。
驚いたのは、せい子さんが、その後もうひとり女の子を産んでいたこと♪
それは知らなかった〜〜☆
人生を満喫しているね。

思えば私のスタートにも小さなお店がありました。

私たちはそこで、はじめて出会った。
まだお互いに20代だったころ…。

懐かしいね〜〜♪こんなふうに再会できたこと…
本当に嬉しかった。
その夜…なるべくいっぱいおしゃべりがしたくて
食事は行きつけの中華を食べに〜♪

そして、先週のこと、突然のお電話。
「新刊の本を送ったんだけど、戻ってきちゃって…」
高田せい子さんからだった。
私の住所をかなり簡略化して書いたらしい(笑)

そして、数日前…さくらんぼがぎっしり入った箱に、小さな絵本と、素敵なカード…。
確かに届きましたよ〜〜ありがとう! すべてがまんべんなく
最高に美味しかったです♪♡


DSC04700.jpg

↑これが、同封のトムズボックス発刊の「高田せい子の8ページおはなし集…」の本。

この短いおはなし…ダイレクトに琴線に触れてきました。

忘れてたものを…思い出したよ…。


帰り際のせい子さんの言葉…
「絵を描いていると幸せ…」

それも思い出しながら、ページをめくっています。
どれも好きだけど
「アンティークな夢を見ました」という最後に収録されているお話。

高田せい子さんの中に今もきっちり住んでいる「少女」の部分。

それが…何とも、素敵なんです♪♡





2013.06.15 Saturday

いとしさの形

 絵が言葉と同じものだと気づいたのはいつだったかしら?
…言葉で仕事をするのが夢だった私…
何故か、絵の方が先に広がっていた。

印刷のこと
プリントのこと
織物のこと
デザインのこと
〜〜な〜んにも知らなかったけど
今まで続けられた…。

いとしさの.jpg

 月日は矢のように流れたけれど…
私が探し続けていたもの

…もしかしたらそれはたったひとつだったかも…。
久しぶりに様々なタッチの絵をながめながら
ふっと、そんな気がしている…。

描きたいもの…ではなく
使ってくださる方が素敵に見えるもの…

…それをずっと探し続けてきた。

だけどね。
描きたくなる…。
なんにも捕われずに…。

アナログで描いた、くまのぬいぐるみ…
いとしさの形を描きたいと思った…。

「ずいぶんやせたくまねぇ」
私がはじめて描いたくまのイラストを見て、そう言って
笑った人がいました。
今はどうしていらっしゃるかな…。

後ろ向きだったり、うなだれていたり…
その後も私はいっぱいくまさんを描いた…。

…そう…「いとしさの形」…このくまに、そう名付けたときのこと
今もはっきり覚えている。
ずいぶん前にいただいたお手紙…
「俣野さんの描くくまはかわいいけれど、どこかさびしそうですね。
そこが私が一番好きなところなんです」

私はこの手紙を、何度読み返したことでしょう。
そしてくまを描くたびに、思い出しました。
それから、こんなお手紙もいただきました…。

「俣野さんの描く世界は、こびてないんですよね。
そこが、他とはちがうところ」

いつのまにか色んな方にいただいた
沢山の言葉たちが心の中に積もっています。
私はそんな言葉たちを、じっと抱きしめています。
まるでぬいぐるみを抱くように…。

…そう言葉と絵は、同じ場所にあると…また思う。

このところ私は、立ち止まる時間が少し増えた。
それはまた、新しい扉を開けたからだと思っています。

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