俣野温子の公式ブログ「ATSUKO MATANOのものつくり」

ATSUKO MATANOのものつくり
あ・うんの呼吸
途中で、 ソファーで、1時間うたた寝…そういえば昔読んだ小野小町の和歌に
うたた寝ではじまるものがあったはず…。

うたた寝に恋しき人を見てしより
夢てふものはたのみ初(そ)めてき


…そういえば、もうすぐヴァレンタインデー。

憂き世のことと、達観するのもあるけれど…チョコレートを差し出したい人は数人(笑)
今年こそ義理チョコはやめる!…そんな決意表明がニュースで流れているという。
そもそも私には「義理チョコ」という言葉は最初から存在しない。
どんなときも本気(笑)
確か去年も用意して…忙しさにタイミングを逃して
冷蔵庫の中で冷えきってしまい、結局スタッフのおやつになった経緯はあるけど(笑)
そうなのです。毎年今の時期は本当に忙しいの(笑)

最近のCMだったかな…女の子が女の子にチョコレートを渡してた。
ちょっと戦略的な匂いも感じるけど…ま、いいか。
…そうだね。愛を伝えるのは、男も女もないか…。
今年はスタッフと一緒に飛び切りおいしいチョコを食べるのもいいかも。

ここ数年「草食系」…という言葉がチラホラとささやかれている。
それで思い出すのは…息子が3才くらいのとき、何度も眠る前に話した物語。

ベッドにもぐって、ちょっとだけ息を止めて、ゆっくり私は話しはじめる。
「シー!!さっきからさ。天井のほうからごそごそ音がするんだけど…聞こえる?」
息子は「うん!聞こえる!」ときっぱりとうなづく。
ああ…この「あ・うん」の呼吸が懐かしいなあ…。

「ほら!恐竜だよ!恐竜が遊びに来てるね!」
…こういうときの私って、かなり迫真の演技派(笑)

「うん!でも、肉食じゃないよね!」
息子も間髪を入れずに、反応。
「そう…もちろん草食」…と私は笑いながら答える。


子供と話すのは本当に楽しい。キラキラした目で、お話の続きを待っている。
今年のお正月も友だちの孫と、ちょっとそんな会話を楽しんだ。

「ねえ。サンタさん来た?」
「うん来たよ」
「そっか…顔見た?」
「う〜ん」
「私も去年は、そでしか見なかったな…」
「そで〜?」
「そうそう、ふわふわの真っ白な縁飾りでさ。
真っ赤な上着のそでだけ…」
「ふ〜ん。そでって赤いの?」
「そう…いちごみたいに真っ赤だよ。でも温かそう…
お外は寒いからね〜」
「そで見たの〜?」
それから何度サンタさんの「そで」について細かい描写をしたことか…(笑)


七歌と言う素敵な名前の女の子。
…2才の誕生日…過ぎたか過ぎないか…いつだっけ?…言葉も覚えたて…一番面白い年頃。
大人たちから、どんどん吸収していく。

「あ・うん」の呼吸は、子供たちはみんな持ってる。

でもね。どうして大人になるとなくしちゃうんだろう…。
この「あ・うん」の呼吸みたいなもの。

今年のヴァレンタインも、みんなで盛り上げよう!
もちろんチョコを受け取った男性たちも「あ・うん」の呼吸で
気の利いた台詞…用意しておいて下さいね。

日本が沈没寸前になっている。
市場の冷え込みは、メディアもあおりすぎ。
「義理がすたればこの世は闇だ〜〜♪」
生前、私の父が歌うのを聞いたのは、たった1曲…
この「人生劇場」という歌だけです(笑)
| エッセイ | 06:04 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
1万時間の法則
先日、とある方から「1万時間の法則」という話を聞きました。
これは全米で発売3ヶ月で100万部を突破したベストセラー。
著者はマルコム・グラッドウェル氏。
本はまだ読んでいないけど、その話は面白かった〜。

確かにそうそう!とうなづける部分が満載。

今日、ふと気になってネットで検索してみたら、去年からものすごく波紋を広げていた本。
これは是非読まねば…
そういえば、私も仕事になるまでには、なんでも10年かけてきたと
日常会話の中に、何気なく話していました。

絵も10年はとりあえず、描いて描いて描きまくった。
するとある日、仕事が来た。
その間にも色々お話はあったのだけど、私は…これは趣味だからと断り続けていたの。
正直、仕事にする気はサラサラなかった(笑)

好きなことを仕事にするのは、辛かった…。
私は若い頃に、勇み足で色々と仕事をして、自分の無力とトコトン向き合ったしね。

ものつくりに熱中したのは早かったです。
物心が付いたときにはすでに、縫い物とか人形とか…刺繍とか、とっくに1万時間は越えるほど熱中していました…でもね。
余りにも当たり前に、毎日色々なものを作っていたので
「仕事」とは別物だと思っていました。

…そうか…今私がデザイナーをやっていられるっていうのは、そういうこと??
それは母の影響が大きいのだけど…ともかく物心ついたときには、布と糸とミシンに囲まれている生活。
ファッション雑誌とかも、毎日ながめていました。

でも1万時間って、途方もなく長いように聞こえるけど、そうでもない。
1日3時間なら9年ちょっと…1日8時間なら3年半くらい。
…8時間日常的な仕事で縛られているとしても、食事や睡眠に10時間かかるとして
6時間は余る…とすると、まあ、色々あるとしても5年くらい、自分の好きなことに没頭すればいいんだ。
…それなら今からでもできそう…(笑)

是非皆様も1万時間の法則に挑戦してみてはいかがでしょう…。
きっと何かが変わるかも…(笑)

今日の写真はニードルパンチで仕上げたもの。
タオル美術館の展示中です。
実物はもっともっと大きなものです。これはほんの一部分。
| デザイナーの仕事 | 01:33 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
柔軟な落葉樹…一途な常緑樹
 
冬に葉を落とす落葉樹を見ると…寒くないの?と思わず声をかけていた若い頃。
最近は少し見方が変わっています。
くっきりとした輪郭だけを見せている、冬の落葉樹。凛として美しいです。
家の周りに配置した姫娑羅。群馬のケヤキ…。

芽吹きの季節まで、じっと休眠しているけれど、それがいきなり動き出す時が好き。

落葉樹は、私がとても、好きなもののひとつ。

昔書いた本の一行に「冬の間は無理をしない」…と書いたことがあります。
そう、いつも、頑張ればいいってものでもない(笑)

対義語に当たる「常緑樹」は逆に、ある日突然、立ち枯れてしまうのではないかと
時々不安になったりします。何か一途な感じがする…。

我が家のテラスには、常緑樹の結構大きなクスノキが1本立っています。
20年間…よくぞ無事に…と思うほど、狭い場所です。
そのクスノキが、確か2年ほど前の夏、ひどい猛暑の最中…いきなり雪が降るように、
ハラハラと葉を落としはじめました。
それはそれまでに一度も見たことがない風景でした。
大きなクスノキは、ただじっと耐えていたのでしょう。
そして、いよいよ温度や湿度とのバランスを保つために
突然青々とした葉をハラハラと落としたのです。

命…それはとても不思議な世界。
勿論植木屋さんにすぐに連絡をして、色々と手を打ってもらったので
今もとても元気です。

けれど、昨日…庭のサツキが一株…一番日当りの良い場所にあったものが
いきなり元気を失っています。
水が足りなかったのかも…と反省もしていますが、何とか元気になればいいな。
落葉樹と常緑樹…色んな生き方があるもんだ…。
それは、とても人生にも通じるところを感じます。

落葉樹は、周囲との関係性を柔軟に変化させながら保って行く人。
常緑樹は、環境がどう変化しても、ものすごく頑張って平静を装っている人のようでもあります。

私はよく「木」から学びます。
…といっても、ただじっと見ているだけだけど…(笑)
色んなこと、沢山のことが詰まっているような気がして
ついつい時間を忘れて、ぼんやりと木を見ていること…が時々あるのです。

夕べはやたらに冷え込んだけど、立春も過ぎて、
春はもうすでに、すぐ近くまで来ています。
落葉樹たちは、まだ寝ぼけ眼でしょうが、もうすぐ目覚めの時です。

今夜は大河ドラマの「龍馬伝」を観ました。
木に例えると、龍馬は落葉樹かも…。
そして吉田松陰は常緑樹…かも。そんなことを思いました。
…勝手発想で、すみません(笑)
| - | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ただ今日を生きてみる

シンプルな話です。
今日たまたまミーティングをしていて思ったこと。

ただ今日を生きてみる…精一杯に…それだけ。

過去の反省とか、未来への不安とかが溢れている昨今。

「ただ今日を生きてみる…一生懸命に…それだけ」
…何度もそんなことを思いました。

反省材料も、不安材料も数え上げたら切りがありません。
とりあえず、みんなまとめて新しい料理を作ろう!…(笑)

今必要なことも、とてもシンプル。
みんながワクワクするような楽しいものを作り続けるぞ!
それが私の仕事だから(笑)

その原点を、いつも忘れない…。
それが一番重要なことなんだって思います。
まず心が健康であること。
色々な情報に惑わされずに、いつでも原点に立ち、楽しむことが大切なんだ。
それにはかなりの努力が必要。
時代の過渡期に、心から楽しむって楽じゃない(笑)

状況分析をするのが仕事ではないのに、ものつくりの現場も
みんなどこかでそっちに引っ張られているような気がします。
その方が仕事をしているような気分になれるから…(辛辣かな…笑)

企画の仕事はそんなときこそ、むしろ「遊び心」で心の中を満たすこと。
そうそう、今日は中間で、みんなで踊っちゃった(笑)
ガンガン音楽をかけて、ちょっとした簡単なステップを。
一汗かいたら、みんなさっぱり…これは続けてみようかな…。
アイデアを絞り出すために、無理矢理机の前で頭を抱えている時間は惜しいです。
それなら公園をひとまわり、マラソンした方がリフレッシュして、ずっと効果的!

頭だけで考えるようになったら、ものつくりはガタガタになります。
明日何が起こるのかと、ハラハラする時間があったら、
今日のために使いましょう。

さて、私ももう少し…まだ今日が目の前にあります(笑)
ちょっと面白いアイデアが浮かんでいます。
さあ、もう少しワクワクして、今日と言う一日を楽しんでから寝ようかな…(笑)
| エッセイ | 05:15 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
ダイエットよりも速攻…減塩食の勧め 入門編
主人の血圧がちょっと高めだったのをきっかけに
減塩の味付けに凝っています。…組み合わせが、ものすごく面白い。
私は血圧は低めなので、問題はないけど、結局同じものを食べるようになって
またまた料理が面白くなって来た。

何よりも毎日身体が軽い。
…結局私はむくんでいたの?(笑)
減塩食を始めたら、ダイエットよりも速攻で、身体全体がしまってくる感じ。ほんの、3日くらいですっきりします。
まあ、人間の身体のほとんどが水分だからね。
塩分を減らすと、水分が出て行く。
洋服がどんどんぶかぶかになってくるのよ。
やせるというよりも絞られる感じ(笑)

元々薬味が大好きなので、ショウガや大葉、ねぎ、鰹節。ミョウガや、三つ葉。
ニラやタマネギ。パクチーやクレソン…何でも薬味に使います。


お刺身には、ニラと大葉とネギのみじん切りに鰹節を加え、お刺身の種類によって
ショウガのみじん切りや、キュウリのみじん切りを加えたりします。
そこに少しの減塩醤油。
お豆腐にもよく合います。

お味噌汁は、時々風邪を引いたときに飲む「ネギみそ」
小口切りした山ほどのネギをお椀に入れて、和風だしを小さじに半分弱。
息子にはお味噌を少し多めに。主人は小さじに軽くひとつ。
そこに大葉や、ミョウガ、岩のりなどその日によって、違うものを加えます。
熱々のお湯を注げば出来上がり。火も使わず、塩分調節が一椀の中で可能なので
すごく楽です。

昔、妊娠中に私は、いきなり塩分が全部嫌になってしまい
いっさい受け付けない時期がありました。
なんでも経験していると、役にたつもんだ(笑)
あの頃は毎日酢みそを食べていました。

白みそにお砂糖…お酢で丁寧にのばします。お好みで和カラシを。
わかめや、貝やホタルイカに乗せて。
ワケギをさっと茹でたものに合えたりします。
ちょっと気になって、検索したら…酢みそは色々ありますねえ…。
この酢みそは今度作って見ようっと!

結局減塩食って、調味料が一番問題なのだと気づいた(笑)
そして、スーパーをのぞいてみると…
あるあるある!
何でも減塩してあるんだ〜〜。
ケチャップとかソースとか、マヨネーズや色々。
ネットで調べるともっと、色々出て来る!
ナンプラーの塩分が少なめなのもある!

腕が鳴ります(笑)

続々と新しい減塩メニューのレシピが生まれていますが
少しずつご紹介して行きますね。
実は主人はたった四日で、血圧が正常範囲内に戻りました(笑)
野菜を中心の食事だけど、野菜パワーってスゴイ!!

減塩食に興味のある方は、まずは調味料を見直して見るところからはじめて下さい。
そして、お醤油をかけるとき、無意識にただ、ガーってかけちゃう習慣を
ちょっと、呼吸を止めて考え直してみましょう。
お醤油は小皿にとって、ちょっとつける…食べ方にも工夫が必要です。

面白いことに、人は三日たてば慣れます(笑)
今日久しぶりにスタッフが作った、ひじきの煮物を一口味見しました。
とてもおいしくできていたけど…味が濃い!…と感じました。
「そうか…私もいつの間にか薄味に慣れちゃってるんだ」

今夜息子に作った中華丼…「味が薄い」と言われ(笑)
少しだけ塩を振りかけました。
塩って、煮込んだ野菜に入れてしまうと、すぐ馴染んでしまうけど
後から振りかけると、少量でものすごく利きます。
これも減塩のコツかもしれませんね。

別に血圧に異常がなくても、むくみってつらいですよね。
むくみを解消すると、本当に身体が軽いですよ。
今まで気にもしていなかったけど(遅い!!…笑)
どうせなら、毎日が楽しく軽やかなのがいい。

これからもいろいろとご紹介して行きます。
どうぞお楽しみに。まずは今日は入門編です。

最初の写真は、タオルと布で作ったバラ。
小品ですが、タオル美術館に展示中です。
| レシピ | 01:44 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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「ものつくり」へのこだわりを、シンプルに伝えたい。 クリエイターである俣野温子本人が綴るブログです。
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